第14話
香絵ちゃんは、いつも自分の描く絵をめっちゃ可愛くて好きだと言ってくれている。
ボクも、自分の勉強部屋で絵を描いていると、めっちゃうまく、めっちゃきれいに、めっちゃ可愛く描けるから、それも、部屋に存在してる芸術家と思われる霊さんのおかげなのかなあって思っている。
なにせ、毎晩、寝てると、枕元というか、自分の寝てる上に、のし掛かってきて(軽く優しくってことにしておこう...そうであって、ほしい)
「芸術に対して、もっともっと宇宙に広がっていくほどの、高い意識を持ちなさいーっ!」って、自分に向かって説いてるんだから。言葉で、はっきりと、そういうふうに言ってるわけではないんだけど、感覚的に、そう伝えてるように感じている!
それで、香絵ちゃんにしても、家によく来てくれてて、ボクの絵のモデルになってくれている時も、部屋の霊に感化されて影響を受けて...なのかは、よくわからないけど、(たぶんそう)、自分の描く絵に対しても、高い意識を持ちはじめてくれていて、自然に裸体になってくれている。
香絵ちゃんもボクの部屋に来るのが、とても好きみたいだ。
香絵ちゃんも、ボクの部屋にいる霊の存在を感じていて、なんとなく、芸術的な雰囲気を好きでいてくれてる。
しかも、その芸術家的な霊のお方は、めちゃめちゃ愛情豊かで情熱的なお方みたいな感じだから、ボクも香絵ちゃんも、2人とも、めっちゃ影響を受けて、部屋では情熱的な2人になってしまっている。
ボクは女の子みたいな体なので、香絵ちゃんが家に遊びに来てくれて、2人でえっちしても、どうしても、女の子どうしのえっちになってしまう。でも香絵ちゃんは、それで良いって思ってくれている。そういう可愛くて甘い2人のえっちを好きでいてくれている。
ボクのは、とてもちっちゃいから、本当に女の子どうしのえっちみたいな感じになる。香絵ちゃんは、それでも好きでいてくれてるから、嬉しい。
香絵ちゃんの描く絵も、めっちゃ可愛い。オリジナルなキャラクターを生み出して、めっちゃ大きな紙に、めっちゃ大きなキャラクターをいつも描いている。美術室でも、香絵ちゃんの描く絵は、めちゃめちゃ迫力ある。文化祭での展示でも、見る人見る人、みんなから大好評だ。
ボクも高3の文化祭用に香絵ちゃんの肖像画を描いている。ボクも香絵ちゃんの絵に負けないように、めっちゃ迫力ある大きな油彩画を製作している。ボクの高校生活は、美術部で、香絵ちゃんといっしょに、香絵ちゃんの絵を描く高校生活だったなあ。
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