第5話

夏になって、体育で、水泳の授業でプールに入ることになった。プールに入るの好きだ。ボクは自然と、女子のほうで着替えをして、女子用の水泳着を着用して水泳の授業を受ける。

女子のほうで、女子といっしょに泳ぐけど、先生もみんなも、それで良いと考えてくれていた。女子といっしょに水泳のタイムをはかったりした。

終わったら、やはり女子といっしょに着替えて、女子のほうの洗面所を利用して、さっぱりとして次の授業に向かう。

ボクよりも、まわりのみんなのほうから気を使ってくれていて、ボクの場合は、女子のほうで女子といっしょに行動していれば、それで良しと判断してくれている。


この高校は、体育の先生方も、みな熱心な良い先生ばかりで、ボクも着替えを女子といっしょにやって、体育の授業も女子のほうでやるのを自然なこととして、とらえてくれている。


1年の担任の数学の、けっこうベテランな感じの先生が、いちばん最初のホームルームの時間に、今からしっかりやっておけば、阪大も現役合格出来るから、と言っておられた。

自分は、進路どうしようかなって思った。文学部にしようか、美術で進学しようか。音楽にしようか、体育にしようか。

高校では、美術の時間めっちゃ好きで、油彩をはじめて学んだんだけれど、キャンバスに塗り重ねていけて、重厚な 厚みのある 良き絵が描ける。

美術部で毎日、絵を描いているから、美術で進学しようかな。


親戚が沖縄に住んでいたから、夏休みになったら、飛行機に乗って、沖縄に遊びに行ってみた。女の子みたいなボクを見て、可愛いって言って、喜んで、めっちゃ歓迎してくれた。女の子用みたいな可愛らしい着物も用意してくれた。沖縄の料理もご馳走してくれて、めっちゃ美味しい。部屋も、可愛い感じの、沖縄らしい解放感ある部屋だ。

中学生のいとこの女の子がいたから、いっしょに近くのプールに行ったり海に行ったりした。ボクも女子用の可愛い水着を持ってきていたから、それを着て、泳いだ。たぶん、まわりからも、女の子どうしで泳ぎに来てると思われてるにちがいない。

水中メガネを付けて、シュノーケルをくわえて、シュノーケリングしてたら、海の底のほうに、サンゴ礁が広がってて、ちょっとだけ潜ってみたけど、もっと先まで行くと、何か色んな生き物が住んでそうで、海底まで行くのは、やめておいた。

沖縄にはボクも中学の頃、住んでいたから、大好きな場所だ。色んな離島へも行ってみた。どの島も、きれいな海とビーチと空と緑と花でいっぱい。良き島々だ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る