第4話
自転車通学で、土曜日の帰りに、友達と一緒に駅前を自転車で走ってると、パン屋さんから、焼きたての、ほやほやの、パンの良き香りしてくるから、「う~わ!パンのええ香りやなあ~」って言うと、「土曜日は、いつも、それ言ってるなあ~」って友達に言われる。
帰り道に木々の生い茂った場所があって、そこを通る時は、いつも女子の友達と自転車をおりて、木陰に行ってキスしてる。いっぱいキスして、それから帰る。もしか、誰か見てる子がいたとしても、ボクが女の子みたいなので、ぜったい女の子どうしで抱きあってキスしてるように見えてると思う。
たまに2人で、おっぱいも、さわりあったりしてる。
ある日の帰り道で、友達に、「超能力あるとしたら、どんなのが良い?」って聞かれたから、「服の透けて見える能力やなあ!学校にいても、教室や体育の授業中でも、女子の服が透けて見えて、下着姿だったり、はだかだったり、自由に、自分の好きなように見えてしまう能力やなあ!」って答えたら、「う~わっ、いやらしい~」って言われてもうた。「だって、何の超能力がええか、聞くからやんか~っ!」って言ったら、「あっ、そっか」って言ってた。
学校でも、休憩時間には、女子の友達と、2人になれる場所に行って、ちょっとした時間でも、すぐキスしてる。授業とかで教室を移動したりする時も、女子の友達といっしょに移動しながら、すきを見て、ちゃちゃっとキスする。でも、女子の友達も、ボクとキスしてる時はいつも、どうも、女の子どうしでキスしてるみたいに感じてるようだ。なんとかく、気軽に、女子どうしでやってるみたいに、ちゃちゃっとキスしてる。でも、ボクもそういう気軽な感じでキスするの好き。女子どうしで可愛い感じだから。
休憩時間に洗面所に行くのにも、いつも女子の友達といっしょに、女子のほうに行っている。いつも女子の友達と行動してるから、どこ行くのも、女子の友達といっしょに女子のほうに行っている。でも学校の先生方も、まわりの友達も、みんな、それで良いと認めてくれている。ボクのほうから、そうしたいっていうことを、学校のほうに提案したわけではないのに、学校全体で、ボクは女の子みたいな性質だから、最初からそれを考慮してくれている。それもあって、この高校に来て良かったのだなと思っている。この高校に縁があったんだろうなあって。
中3の頃は、まわりのみんなのほうがボクなんかより、はるかに勉強できる子ばっかりの高校に進学したいなあって考えていたけど。結局、今の高校に進学して良かったのかも。美術も、よりいっそう好きになれてるし。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます