第6話 料理

 りく達は今、困っていた。お腹が空いていたからである。

「ねぇ、ご飯まだ〜?」

という声が飛びかう中、コウと、ユウナは必死でご飯を作っていた。


 本当は、クーくんという、ユウナがテイマーするクマの料理番長がいるのだが、少し体調を崩していたのだ。

 

 その中で、料理ができるコウとユウナがやっている。その中で、しつこくみんなが言うので、ユウナは、

「そんなに言うなら自分でやれ!」

と言った。そして自分で作ることになった。


 1時間後…ユウナとコウは上出来。希平とハルトは、いろんな意味でやばかった。りくは…食べ物かどうかもあやしかった。


 ハルトと希平は、正座して待たされていた。最後はりくのを食べなければならないのだが、みんな拒否していた。


 結局、作ったりくが食べた。それからりくは丸一日、トイレの住人となったのだった。


 そして、みんながその時言っていた言葉は、

「りく、君のことは一生忘れない」


 なんだか、凄くかわいそうだった。

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