第12話 鳴海朋香は一回で満足させない女
翌朝、目を覚ますと俺はパンツ一丁でベットで寝ていた。
起き上がってゴミ箱の中を覗くと使用済みのコンドームが数個入っている。
夜中の朋香とのセックスは夢ではなかったのだと実感が湧く。
……俺は朋香とヤッてしまったのだ。
「てか、朋香はどこに行ったんだ?」
時刻は朝の七時半。今日は土曜日だから学校は休み。
俺はひとまずリビングへと向かった。
「やっと起きたのね、圭太。おはよう」
「うん、おはよ」
リビングに着くと母さんが朝食の準備をしていた。
俺はソファに腰を掛ける。
セックスをしたせいなのか、全身が筋肉痛だ。
「圭ちゃんおはよう〜」
「ああ、おはよう……って、は!?」
「……ん?どうしたの?圭ちゃん?」
「「どうしたの?」じゃねぇよ!お前は俺の家でなに優雅に寛いでんだよ!」
そこにはテーブルで珈琲を飲みながらテレビを見る朋香の姿があった。
しかも、朋香の格好は昨夜着ていたベビードールでこの時間帯に見るのは抵抗がある。
「いやぁ、それがすぐに帰ろうと思ったんだけどね。お義母さんに休んでいきなさいって言われたから遠慮なく休ませて貰っていたわけよ」
「休むにしてもその格好じゃ寒いだろうし、目のやり場に困る……!母さんから何か借りろよ!てか、お前はまた読者にしか分からない言い方しやがったな!」
「……確かに寒いかも。お義母さん、何か少し厚手の服貸して貰ってもいいですか?」
「良いわよ。ちょっとだけ待っててね」
母さんは服を取りに二階へと向かった。
母さんも母さんで「お義母さん」と呼ばれることに対して何も言わないので俺もこれ以上は首を突っ込まないことにしよう。
「それにしてもセックス気持ち良かったね♡」
朋香はソファでぐったりしている俺の横に腰を掛けてた。
「……そうだな」
「圭ちゃんのおっきくて凄かったよ♡」
「……それはどうも」
「なんか元気無いね?大丈夫?」
「……疲れた」
「あれだけ激しくヤッていればそのくらい疲れて当然よ。朋香ちゃんの喘ぎ声も凄く響いていたわよ?」
服を取りに行っていた母さんが戻ってきた。
やっぱり昨日のは丸聞こえだったのか。
「ほ、ほんとですか!?恥ずかしいな……」
朋香は思わず顔を赤くした。
「別に恥ずかしがることないのよ。圭太が朋香ちゃんのことを気持ち良くさせているのが十分に伝わって来たわ。それくらい気持ち良かったんでしょ?」
「はい!圭ちゃんのテクニックやばかったです!おっぱいの触り方から舐め方、手〇ンも一級品でした!それでも、やっぱり一番はちん――」
「……あれれ?」
「はいはい!その話はここまで!朝っぱらから一体何の話をしてるんだよ、全く!」
俺は朋香がち〇こと言いそうになったところでキスをして口を塞いだ。
「もう、圭ちゃん朝から大胆だね♡」
「い、いや、違うんだって!」
「何が違うのよ、圭太。まだ昨夜の熱が冷めてないんじゃないの?いきなり母さんの前で堂々とキスなんてしちゃってさ?」
「違うよ!これは不可抗力というか、なんというか……」
最初は手で塞ごうと思ったのだが、身体が自然と動いて俺は朋香にキスをしていた。
自分でもどうしてなのか理解出来ない。
俺の身体に一体何が起きているんだ。
「なんか、キスされちゃったら私、少しスイッチ入っちゃったかも……♡」
「は……?ちょ、朋香、お前何言って――」
「お義母さん、二時間くらい時間頂いても大丈夫ですか?」
「良いわよ。どうせ今日は土曜日だし、好きにしていいよ。ちなみにまだコンドームは残っているの?」
「勿論であります!」
朋香は谷間に手を突っ込むと残っていたコンドームを取り出す。
部屋の何処にもないと思ったらお前が隠し持っていたのか。
「宜しい。それじゃあ私は二階にいるから楽しんでね。あ、カーテンは閉めなさいね」
「了解しました〜!」
「え、ちょ、母さん?」
「圭太、ここが踏ん張りどころよ!」
母さんは去り際に小声で呟くと、俺にグッドサインを送りリビングから出ていった。
「まあ、圭ちゃんの様子を見ている限りだと、実は一つだけ気になる点があるんだよね〜」
「な、なんだよ。それ」
「さあ?なんでしょうね?圭ちゃん自身が一番分かっているはずだけどね」
「そんなの分かるわけ――」
俺が口を開いた瞬間、朋香は顔の前に胸を垂らして見せつけた。
「これ、なーんだ?」
「朋香のおっぱい」
「正解。圭ちゃんはこれをどうしたい?」
「揉みまくって、舐め回したい」
「はははっ……!あんなに躊躇していたのに随分と素直に答えるんだね!」
「それの何が悪い」
「別に悪くないよ?でも、今回はちょっと圭ちゃんで実験してあげる♡」
朋香はガムテープを取り出して俺の両手を固定する。
「おい!何すんだよ!」
「実験って言ったじゃん。これから圭ちゃんには私のおっぱいを触りたくても触れない苦しみを味わって貰いまーす」
「ふざけんな!早く触らせろ!」
「どうしたのどうしたの?昨日はあんなに嫌がっていたのに今日はやけに発情してるね」
「うるせぇ!早く外せ!」
「人の話を聞かない子にはお仕置きだぞ♡」
朋香はゆっくりと俺の顔に胸を乗せた。
昨夜ぶりのその感触に俺は懐かしさを覚えるし。
しかし、何だか気分が変だ。
「……もませろ……なめさせろ」
「だーめ、圭ちゃん我慢だよ♡」
「……がまん……むり」
俺はもう自分の気持ちをコントロール出来る状態ではなかった。
朋香の身体に触れたい、舐めたい。それだけが脳内を支配していた。
「ふふふっ……圭ちゃんは可愛いね」
そんな俺を見て朋香はうすら笑みを浮かべる。
「……ともか……もう……げんかい」
「え、もう?まだ十分も経ってないよ?」
「……むりなものはむりなんだぁぁぁぁぁ!」
遂に均衡が崩れる。
「ありゃりゃ、私の負けか」
「ともか……ゆるさない」
俺は手に巻かれていたガムテープを力ずくで引きちぎった。
「ごめんね。圭ちゃんの好きにしていいよ」
「ほんとに……?」
「頑張ったご褒美だよ、好きにして♡」
「わかった……」
朋香は両手を広げて目を瞑って俺を受け入れる姿勢を取る。
俺は朋香の胸に真っ先に飛び込み、触る、舐めるをひたすら繰り返す。
その度に漏れる朋香の喘ぎ声が俺を更に興奮させた。
「……ねぇ……けいちゃん……おっぱいばっかりじゃなくて……こっちもあるんだからね♡」
「……うん」
俺は朋香からコンドームを受け取る。
そしてすぐに挿入した。
「……ちょ、けいちゃん……!夜よりも激しすぎ……って……!」
「ともかがぜんぶわるい」
「……たしかに……わたしが……んんっ……わるいんだけど……はぁっん……♡」
ヤリ終えて、俺は疲れて眠ってしまった。
その間に朋香は脱いだベビードールを着て、髪の毛を整える。
そして、俺の方にチラッと視線を向けた。
「……ともか……もういっかいヤろう」
「思った通り、圭ちゃんは自然と私の身体を欲するようになっていた。今回で圭ちゃんは私の身体無しでは生きていけない身体になったはず。ここまでは全て計算通りね♡」
俺の寝言を聞きながら朋香は恐ろしいことを口にした。
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なんか書いてたらエロくなっちゃいました。
でも、皆さんエロいのは大好きなはずだから問題ないですよね!(勝手な偏見)
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