第3話

ステータスのバグかな???

いやさぁ…剣聖って剣術系スキルの最上位やぞ?

そんな一戦しただけで手に入る物か…???


あと火炎魔術ぅ!お前もだよ!

何しれっと進化してんだ火魔術さんよぉ!


認識超加速に至っては何なんだお前!

ゲーム時代には居なかっただろ!?


「…いい試合だった、剣も凄い」


うわぁ!主人公ちゃんがめっちゃ輝いた目でこっちを見てる!


ごめんね!成長チートの暴力で押し潰しただけなんだわ!俺自身はズブの素人なんだわ!


だからそんな尊敬の目で見ないで…

罪悪感が…


「ああ…そうか…」


申し訳ねぇ…申し訳ねぇよ…

それはそれとしてこの成長チートは魔術だけじゃ無いっぽいなぁ…


実際どこまで成長チートの対象なんだろうなぁ…

今度錬金術でもやってみるか…?


ーーー


「ねぇあなた、私と勝負しなさい」


お前さぁ…そこは主人公ちゃんの方行こうよ…

何で俺の方に来たんだよクソ雑魚ォ…


「なによ、私の顔に何かついてるの?」


さて、この俺に勝負を仕掛けてきたのはウェナス・ディーテ、通称クソ雑魚だ


何でこんな酷い名前なのかって?

それはゲーム的にもシナリオ的にも快楽にも弱いっていう三重弱のクソ雑魚だからだよ


コイツが使えるのは水魔術のみ、しかもコイツの水魔術は進化しない、そんでシナリオでも度々噛ませ犬にされる


挙げ句の果てには快楽堕ちに掛かった時間はたったの数分!コイツ弱すぎだろ…っていうプレイヤーのツッコミから生まれたあだ名だ


コイツ弱すぎて味方にする意味ないから関わり合いになりたくないんだけど…


「水魔術の早撃ちで勝負よ!」

「…良いぞ」


俺無詠唱持ってるから絶対勝つけど


ーーー


「3、2、1で始めるわよ」

「おう」


さっさとしろや、こちとら錬金術の検証しなきゃいけねぇんだよ


「3、2、1、スタート!水の…」


パァン!


「うし、俺の勝ちだな、じゃ、さよーなら」

「は…?え?うそ…」


いや〜錬金術はどこなら学べるかなぁ…

確か錬金術クラブみたいなクラブあったよなぁ…


大体クエストでゲットした私物の大釜使って錬金してたから思い出せねぇな…


とりあえず学園は探索し尽くすか!

ん?この感じは、まさか…?


ーーー

Lv1

スキル

魔力操作 無詠唱 火炎魔術 流水魔術 剣聖 認識超加速 強化魔術 マップ 魔力探知

ーーー


過保護か???

まぁ助かるけどさぁ…


…ッ!?

まて、主人公が囲まれてる!?


これは…主人公が女になったが為に発生した新イベントか!面倒くさい!


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