第2話

【悲報】俺氏、学園長に呼び出される


「あのぉ…それで、俺はなぜ呼び出され…」

「君が例の天才魔術師くんかい!?その年で無詠唱だなんて…凄いじゃないか!」


「ああ…はい、それで…?」

「いやぁ、君の希望を聞こうと思ってね、君は天才だただの魔術師じゃ無くて魔剣士にもなれるだろう君は、どうしたい?」


「えっ、じゃあ魔剣士が良いです」


いやぁ…本編で魔剣士強いんだよ!

まぁ本編で出てくる魔剣士主人公だけだけど


「そうか…魔剣士になれる逸材が二人も現れるとは…何かあるのかもしれんな」


ヨシ!これで主人公とも仲良くなれるな!


ーーー


「私はルシフ・プラド宜しく」

「…俺はジュテルだ、宜しく」


…これマジ?

主人公さん性転換してますやん


え?なに?確かに俺は天才魔術師だけど天才剣士かどうかはまだ分からないよ?


主人公の立場を取って代わるのはキツくないか?

ルシフくん両刀の天才だからね?


いや、ルシフちゃん、かぁ…

つらい…


ーーー


「これより剣術の訓練を行う!」


遂に来たな剣術の訓練、これで俺の剣術の才能が明らかに…!


「先ずは模擬戦からだ!ペアを組め!」


そうはならんやろ

いやね?普通さぁ、もっとこう…基礎からやるもんじゃないの???


そんないきなり模擬戦やるものなの???

いや、でも初心者なら何とか!


「ジュテル、模擬戦しよ」

「いい…よ?」


何でオーケー出したんだ俺ぇ!

コイツ剣術もガチの天才なんだよ!やべぇよ!


「よし!全員ペアを組めたな!…模擬戦開始!」


死にたくねぇ!

とにかく剣を構えて防御に専念しろ…!


じゃないと死ぬぞ!

って、速ぁ!?無理無理無理!死ぬわこれ!


とりあえず防御!とりあえず防御!

ん?何か違和感が…


…あれ?剣が、だんだん遅く?

これは…剣術スキルか!?


まじかよ俺!まじかよチート!

過剰だけどこの場面ではありがてぇ!


とにかく防御し続けてもっと余裕を持って…

あ、剣が遂に止まった


…でもこれ俺も動けねぇな

強化魔術使って加速すれば…あっ、動けるわ


ヨシ!負けてくれよ主人公!

負けてくれルシフちゃん!


「勝負あり!ジュテル!お前の勝ちだ!」

「…ありがとうございます」


よっしゃ勝ったぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!

この場を切り抜けてやったぜぇぇぇぇ!!!


あ、そうだ剣術スキルどの位上がったんだろ?

ーーー

Lv1

スキル

魔力操作 無詠唱 火炎魔術 水魔術 剣聖 認識超加速 強化魔術

ーーー

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