俺のチートは超過剰
龍百
第1話
俺は鏡池翔太、転生者だ
育成システムが好評のNTRエロゲをrtaで新記録を出して寝落ちした、筈だった
しかし俺は恐らく死ぬ直前までプレイしていたエロゲである【宵闇の星】の世界に転生している
なぜなら転生した領地の貴族の名字がゼースとかいうめちゃくちゃ個性的な名前だからな
しかも隣の貴族の名字はポロン
この分かりやすいオリュンポス十二神モチーフの名字は完全に【宵闇の星】の世界である
「はぁ…ここが【宵闇の星】だって分かってたらもっと死にものぐるいで努力してたのになぁ…」
だって普通このままだと世界が滅ぶなんて考えなくないか?
「これもう無理だし今すぐ魔術の適性だけ調べて無かったら諦めるかぁ…」
そもそもよっぽど魔術の適性がない限り魔術の適性を一人で確かめるなんて出来ないんだけど…ね!?
「これ!魔力やんけ!!!」
あれぇ!?何か本編で魔力感知や操作が最も難しくここを独学で抜けられたら天才だって…
「って事は俺、もしかして天才魔術士…?」
よし!それならまだ原作までに戦力になれるかもしれない!早速魔力操作を…
「出来たぁ…マジで?こっちも一発で出来るの?」
じゃあ早速ステータス開示の魔術を…
ーーー
Lv1
スキル
魔力操作 無詠唱
ーーー
そうはならんやろ
「いきなり無詠唱で使えるのはおかしくない??」
確かにステータス開示の魔術の詠唱知らなかったからありがたいけどね?
無詠唱は基本かなり上位の魔術師の御業、けっしてこんな速度で習得して良いものでは無いよ?
いやぁ…これは本当に俺は天才魔術師だな…!
ーーー
「母さん!魔術使えるようになった!」
「はぁ…?馬鹿も休み休み…」
「はい!炎魔術!」
「本当に使えてる!?村長さんに伝えなきゃ!」
ーーー
「はい、炎魔術」
「おお…!これは本当に魔術じゃ!大変じゃ、領主様に伝えねば…!」
ーーー
「本当に使えるのか…?」
「うん、水魔術」
「使えるのは炎魔術だと聞いたが…?」
「炎魔術も使えますよ、ほら」
「2属性をこの年で無詠唱で!?天才だ!王都の学園に何とか入れるように進言しよう!」
ーーー
「では最大火力の魔術を叩き込んで下さい」
「分かりました、バーンアウト」
バーンアウト、それはただの出力のヤバい発火魔術しかしなぜか魔力量がアホすぎる増え方をしたせいでこれが一番コスパの良い魔術になってしまった
正直もっとかっこいい魔術を使いたかった
でもこれが結局一番コスパ良いしなぁ…
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