絶望

連日連夜の残業。残業。残業。


特に能力があるわけでもなく、若いからと仕事を押し付けられ、仕事は積もる一方。


身体はもう限界。冗談ではなく死にそうだ。



だがそんな忙しい日々に光明が差す。


なんと今週の土日は休めるというのだ。


2日も休みがあったらもう何でもできるじゃないか。


ずっと行けてないゴルフに行くもよし、SNSで見て食べたかった丼を食べに行くもよし、買い物に行くのも楽しそうだ。



俺はそうして週末に思いを馳せながら、それを糧になんとか激務をこなし、金曜日を終えた。




翌日の朝、テレビをつけてボーっと過ごす。


こんなにゆったりとした朝はいつぶりだろう。


しばらくはこの感じを味わいたい。


とりあえず午前中はダラダラして、昼から出かけることにしよう。




…次に目が覚めたとき、俺はじゃんけんに負けながら絶望していた。



















(↓解説はこのまま下にスクロールしてね↓)



















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解説

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「来週も見てくださいね~じゃん、けん、ぽん!うふふふふ~」


目が覚めると、このアニメが流れていたことに気づいたこの人。


土日を満喫するつもりが、連日の疲れから1日以上眠ってしまっていたんだね。


休みをなにもせずに消費し、また仕事が始まってしまうという絶望を描いたお話だよ。


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https://kakuyomu.jp/works/16817330658277532279

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