第26話 2010年12月6日

今日からタケダさんが応援に来てくれる。

いつもより少し早めに出社した。


始業5分ぐらい前に部長がフロアーに入ってきた。

その後ろをロングヘアの女性がついてきた。

タケダさんだ。

「おはようございます。」

『おはようございます。』

チームのおじ様達の方に部長は向かった。

「今日から応援に入ります、竹田由美です。

 宜しくお願いします。」

と、竹田さんを紹介した。

「竹田由美です。宜しくお願いします。」

チームのおじ様達は

「あー、竹田の娘か!今M支社にいるだろ?」

「はい^^そうです。父がお世話になってます」

とニコニコと話していた。

確かに愛嬌が良くて凄く可愛い子だ。

おじ様達はみんな鼻の下を伸ばして凄く嬉しそう。

私はその様子を遠くの方で眺めていた。


二人はこちらに向かってきた。

「じゃー、西田さん、こちら竹田由美さん、しばらく応援で入るから宜しくね」

「竹田です。宜しくお願いします!」

『西田です。こちらこそ、新米なのでいろいろ教えてください』

「いえいえ、教えられるかどうかわからないけど^^;」

すごく愛嬌がいい子でよかったと思った。

それにしても、スタイルもよくて凄く可愛い子だ。



この日も大沼さんは有給休暇を取っていて不在だ。

そのため、分からないことは竹田さんに聞いて業務を進めた。

思ったのが可愛いのに竹田さんは北の方の生まれなのか、少し訛っていた。

またそれが凄く可愛らしかった。

男は絶対好きだなw

私でも惚れそうだww


すると、後ろからニヤニヤしながら近づいてくる人物がいた。

細川さんだ。

「お疲れ様~!!」

『あ、お疲れ様です。。。』

下心見え見えな細川さん。

「何?新人さん??」

『いえ、大沼さんが今月いっぱいなので応援に来てくれた竹田さんです』

「竹田です^^宜しくお願いします!」

と、笑顔で竹田さんは細川さんに挨拶した。

「細川です!宜しくね!」

細川さんは最高の笑顔で答えた。

「わからないことあったら、俺に何でも聞いてね!!」

「ありがとうございます^^」

ほんとに女好きだなぁと私はそのやり取りを見ていた。

じゃ~ね~と手を振りながら去って行く細川さん。

森さんがいるのに、竹田さんに手を出さないか心配になった。

『あのぅ、仕事中にこんなこと聞くのアレなんですけど竹田さんは彼氏さんとかいるんですか?』

「はい、いますよー^^」

『あ、そうなんですね!』

こんなに可愛いんだからいないはずないか・・・


昼休憩になり、いつもの定食屋さんへ一緒に行くことにした。

森さんと毛塚さんも誘った。

席につくなり竹田さんの紹介をした。

『応援に来てくれた竹田由美さんです』

「竹田です^^」

「森です」

「毛塚です」

とお互い挨拶を交わした。

「可愛いねぇ、若いし!」

と、森さん。

「ねぇ、なんて呼んだらいい?由美ちゃんでいい?」

「あ、なんでもいいです^^そんなに皆さんと年齢変わらないですよ~」

竹田さん・・・由美ちゃんはすぐにみんなと打ち解けていた。

私も由美ちゃんがすごくいい子で安心していた。


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