シルちゃん

 やっとあの地獄告白から解放された。ムカつく、なんなの神崎さんって普段はハキハキ喋っていたじゃん。


癒やし、癒やしが足りない。家に帰ったら、存分に癒やされよう


 僕は白猫しか愛せない


両親が一人暮らしをするように言われて、今日から俺は一人暮らしなのだが……一人暮らし、か。正直面倒くさい、俺はシルちゃんとイチャイチャで忙しいのだ。その上、勉学も怠っては両親が煩い



(俺はどうしたらいいんだ)



 ややあって


 ついたか


 そこは高層マンションだった


あれ?ここで合ってるよな。まあ借りようと思えば借りれるけど、あの人達がわざわざ俺の一人暮らしの為にここを借りるか?何か裏がありそうだ。俺の機嫌取りか?

 

 そう俺はこのマンションに一人暮らしすることになった。まあシルちゃんがいるし大丈夫かな


理由は幾つかあるけど俺って、シルちゃんを愛するが故なのか。いまは相当数の金額を稼いでいるのだ。


まあ両親は俺に社会経験をつますって、名目の下。二人っきりで過ごしたいだけだろ!


 ん?ちょっと待てよ、つまり俺もシルちゃんと二人暮しってことか。好きなだけイチャ付けるのか!


 あ、そういえばシルちゃんって誰?と思うだろう


 シルちゃんは僕が飼っている?同棲している。雌の白猫だ


 その白くて綺麗な毛が輝いている様に見えて、それを理由に銀を英語でシルバーだから、シルちゃん


 もうねシルちゃん可愛すぎてやばいのだよ


 抱きついたらペロペロ舐めてくるし、頭とか顎下とか撫でたら尻尾を揺らして来て可愛い!!

キュン死にそうなのだよ!


 ってことで両親がシルちゃんも一緒に誰か、家政婦さんを雇ったとか言ってたっけ?あれ?二人暮しとは…


 ま、まあ所詮は家政婦。俺がいない間に掃除とかシルちゃんの相手をしてもらって。ご飯さへ作れば、帰って貰うそれならギルギリセーフだよな。



 ややあって


「君かな母さんが言ってた家政婦さんは」


「はい、白様」

「様?家政婦って雇い主に様とか付けるんだ」

「いえ、それはどうでしょう。あくまで


世界?大きくでたな。まあ良いけど少し気になるな


 それはただの疑問だった。だがその疑問をは最悪の形で俺は知ることになる。そして家政婦さんが俺の下に、両親が俺に一人暮らしを強制した理由もまた……



「そうですか。ではこれからよろしくお願いします」


 流石の俺もこれからお世話になる人間には、礼儀を持ってるつもりだ。あの神崎さんにはどうなんだ?って、いやあれは駄目だ、ただの他人だしキモいだけ


 本人には言わないけど。神崎グループこわい



 一週間後ってシルちゃんの誕生日だ!


 何か買いに行こうかな。せっかく家政婦さんがいるし、留守を任せてプレゼントを買いに行こうかな


「あ、申し遅れました。私は妖道よみち 妖死神よしかともうします。どうぞよろしくお願いします」


よみち よしかさん、か


「あのこれから少し出掛けるのでシルちゃん…この白猫をよろしくお願いします」

「え、あ、あのその前にお話が…」

「じゃあよろしくです」


礼儀は?と思ったでしょ。いやよく考えたら。シルちゃん大優勢だから今のはしょうがないよね。うん


________________________


side妖道


行ってしまわれた。だ、大丈夫でしょうか。

い、いやでもまだ覚醒してませんし…


はあ〜白姫様の予知が正しければ明日以降ですが、予知は絶対ではない。心配です。


それにこっそり付いて行くことも……まだ出来ません、か



誓約さへ無ければ、今こうして白様の下にいられる、その時点で私もかなり危ない橋を渡っています。白姫様の予知が当たってますように。


また、あの時の悲劇が起きては行けません。白姫様の第一作戦が失敗以上、誓約の隙を付いていますが。それでも今のように白様の近くにいることは難しい


それに青鸞せいらん家に白様を取り入れたのはいいものの、もし白様に本来の親・・・・の存在を知られては



はっ


こ、これは。予知が外れた…



白様が危ないッッ!!


私は急いで白様のもとに駆け出した


あれが出たのなら、私が白様の命令に背いても、誓約に問題ないはずです




________________________




ふーーようやくここまで書けたか。でも二話目でここまで進むとは思わなかったな

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