地底旅行

「地底旅行」

著:ジュール・ヴェルヌ

読了日:2022/2/2


 怪しい古文書から出てきた暗号文を解読し、いざアイスランドの地下世界から地球の中心へ。

 150年以上昔に書かれたと思えないほど説得力がある。日本なら幕末(発行年は1864年、池田屋事件と同じ)に相当するので、ヴェルヌの凄さが分かる。


 帰れないかもしれない状況で教授は楽しそうだし、読者の不安は主人公が語ってくれるし、安定感のある楽しい話だった。

 私自身は地学苦手でよく知らないのですが、教授たちの会話の意味がわからなくても凄く楽しかったです。知らずに読むので丁度いい気もする。


 「地底旅行」でアイスランド国民は読書好きすぎて図書館の本が中々帰ってこないと書かれていたので、実際どれくらい本好きなんだろうかと調べてみた。

 なんと読書量世界一位!プレゼントと言えば本を贈るのが当たり前。しかも10人に1人は本を出版したことがあるとか言うくらい、読むのも書くのも大好きなお国柄。素晴らしい。

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