5ページ
十五年後。
刹那の墓に手を合わせる。一秒、二秒、三秒、四秒……。
「ゴォーン!」
鈍い音と共に視界が暗くなる。血が噴き出すが、一分ほどで止まった。
「おかしいわ、死なないわね」
不敵な笑みを浮かべてこちらを向く女性。
「ああ、あいつだ。帰って来たんだ」と心の中で思い、俺は真っ直ぐに刹那を見つめた。
/
不死身な俺と刹那な彼女 とろり。 @towanosakura
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます