リストール・ライフ
カラ缶
第1話
第1話 念願のデビュー
「涼真〜準備出来たか〜? そろそろ行くぞー」ようやくだ。念願の高校デビューを果たす日がやって来たのだ。と言っても都内ではなく、地方にある全寮制の学校だ。わざわざそんな学校まで行くのにはある理由がある。俺が大の女性恐怖症だからだ。都内の中学では女子達から「陰キャ」「キモい」などと言われ続け、メンタルはズタボロ。その悩みを父さんに話したら「お前には人間関係で苦労させたくない。そうだ、こんな高校はどうだ?」と地方にある全寮制の男子校を勧めてくれた。俺は悩む間もなくその学校に行くことを決めた。と言ってもそこは高校なので中学卒業と同時に行くこととなったのだが。よし、高校からは女子に怯えることなく気ままに学校生活を送れるんだ。これも一種の「セカンドライフ」ってやつかな。いや、まだ死んでねぇし。「行ってきます」俺と父さんは母さんにそう伝え、家を出て新幹線の駅へと向かった。
リストール・ライフ カラ缶 @karakan0618
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。リストール・ライフの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます