第20話命の重さ
んー、なんだろう、ミアルの異母兄弟をやっちまったんだがなあ、俺はアルテの顔色をかなり窺っていた。ミアルの兄弟だと分かってまだ時間も経っていないんだがアルテには動揺している感じが見れない。不思議だったが、アルテが俺に敵意を向けていないので、とりまヨシとする。関係ないのならあれは俺たちを襲ったなにがしかの賊ってことだよな?それを退治した俺に戦士長が殺気を込めるのはおかしいだろ?それともなにか?お前達は賊の同族のほうが大事なのか?威圧と殺気を込めて声を発した。
戦士長は戸惑ったようになり長老は頭を下げた。俊彦殿の言、至極まっとうでございます、今回の事、私の権限で無かったことといたしますので・・・。
相変わらず最後は濁す長老。
これ以上追いつめてもいい結果にならないと思い、妥協することにした。
ぶっちゃけ俺にとっては村の長老以下がどう思おうと余り関係なかった、自分の娘の(異母)兄弟を手にかけてしまった俺をどう思っているのか、それだけが大事だった。
「向こうが殺意をもってきたんだから仕方ないんじゃない?」
俺が決死の覚悟でアルテに謝罪した時の返答でした。・・・・んーアルテってさ、ーもうちょっと慈愛ってかそうゆうのに、んー、と思っている時ミアルが起きた。悪い事って続く事おおいよなーと思っていたが、そうでもなかった。ミアルは俺に頭を下げてきた。兄弟の死を目にして動転しました、が、貴方に非はありません。
丸くおさまったのか?
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