第16話ちょっとわかってきた
ステータスでアルテの年齢が判明した、22歳となってた。
本人はびっくりしてたみたいだ。死んだ時で523歳だったらしい。
俺は言った、おめでとう500歳ほど若返ったなb
アルテは急に不安になったらしい、「俊彦、村に一度行ってみたい、できるだけ早く」いきなりそう言うもんだから疑問に思い「急にどうしたん?別にかまわんけど、理由だけ教えてくれん?」私22の時にはまだ娘を生んでないの、変な整合性で産んでない世界ってことないよね?この世界にあの子は居るよね?
がっつり母親の顔で泣いていた。
「ここは俺の生きてきた世界じゃないから分からん、が、そこまで無茶してないと思うけど今から村に行こう」
背嚢に日持ちのしそうな食料と水、タープっぽいものと毛布を詰め込んで嫁の実家に向かって行軍した。
鍛冶屋で買った鉈で草木を切りながら5日かけて嫁の生家のあった村に着いた。
が、死んだはずのアルテが戻って来たことで門番が警報を鳴らしたことで村の入口には弓を構えた者たちが集まってしまった。
アルテが帰ってきた!との話が伝わった事で、集まった中には娘もいた。
お母さん!・・・と女の子が走り寄ってきた。俺の後ろに居たアルテも「ミアル!」
と叫び走り寄り抱き合っていた。・・・・ん-、感動の親子の再会なのだが蘇り?のせいで姉妹、しかもアルテが妹にしか見えん・・・まあ当人達が分かってるならいいか・・・と納得。
威嚇していた人達もアルテなのか?少なくとも害はないのだろう、と武器をさげた。
そうしていると長老っぽい人が出てきてアルテに声をかけた。
アルテなのか?ずいぶん若いようなのだが・・・お久しぶりです。ミルス様、アルテ・ミ・ステールです。主神様のご意思によりそこの男の従者として現世につかわされました。この言葉を聞いた長老はある程度分かったのか俺とアルテを長老の家へと招いてくれた。5日の行軍で疲れていたのを分かっていたようで風呂と飯を用意してくれた。一息ついた所でアルテと俺、長老と戦士っぽいエルフと4人で会談となった。
儂はこの村の長老のアルンと申します、こちらは戦士長のアウラです、と紹介をされたので私は俊彦と申します、こちらはご存じだと思いますがアウラです、と答えた。
戦士長がアウラに「すまないが髪で隠れている右目をみせてもらえないだろうか」と言ってきた。今はお互いを知る会談の場だ、とは分かっていたが俺は戦士長をぶん殴っていた。戦士長は壁に激突してピクピクしていた。
殴った後に我に返ってアルテに回復薬をふりかけてもらった。戦士長に土下座した、「すまない、アルテの右目と右胸のことは知っているだろう?俺は嫁の傷を誰にもみせたくない!」と言った。戦士長からは逆に謝られた。貴方はアルテのご主人でしたね、こちらこそ奥様にひどいことを言ってしまった、すまない、と謝られた。俺はそれを聞いて「こいつ、いいやつなんじゃね?」と思った所で長老が疑問を投げかけてきた。其方がアルテであることはもう疑っていない、だが儂の知っているアルテより遙かに若いのだがどうゆうことなのだ?それにかんしては「私は死んだ、が全ては主神様がお決めになったこと」これで終わった。
疑いの晴れた俺とアルテは村に滞在することを認められた。
ちょいちょいと顔を出す主神、その方の決められた事だとなれば、それはとありあえず認められるらしい、数年後に主神様に聞けば答えが分かるから、とゆう事らしい。
まあ嘘をついているわけでないので滞在を認められた事をよしとするか、嫁も娘が無事と分かり今も色々と仲良く話している。アルテが笑っていればそれでいい。
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