第13話まてない

・・・なんてことはない!、お前は大事な存在だ!いずれなんて待ってられない!言ってくれ!お前の右目と右胸はどうしてそうなった?

ええ、KYと言われようが、どう思われようが関係ない。事故っぽいことでなく冒険者としての稼業の途中でのことならアルテはこんな顔をしているはずがない、付き合いが短かろうと愛する女のことだ、そんくらいは分かる。付きあった期間は長くは無いが付きあった、もとい、突き続けた時間なら自信がある!!もっといえばこの女「アルテ」に「右胸と右目があったら俺はこいつだけで生きていける!エロイ意味でもその他の事でも!」・・声に出ていたようだ、すげージト目で見られた、この人でいいんだろうか?とか、股間でしか物を考えてないのじゃ?とか主神様、とか色々とぶつってた。全てをスルーしてもう一度聞いた、「事故やケガとは違うんだろ?教えてくれ!お前の悲しい事は俺の悲しくて怒ることだ。」支離滅裂に言葉を投げた。

「ねえ、貴方と私では生きてきた世界が違うの、例えば寿命の事1つとっても、私の生前の年齢は350年、一日は24時間で一年は400日」・・・・と言われたが似てるけど大きな違いは一年の日にちかな?と、ぼんやり考えていると、立て続けに「エルフの寿命は約1500年これはドワーフや獣人、人間を含めて最長よ、それに私はハイエルフ、エルフから種族進化したの。貴方の居た世界ではそんな事無かったのでしょ?」そう問われ、ああ、生き物がその世代で進化なんてことは俺の世界には無かった、だがそのあたりはおいおいと教えてくれ、今はお前の事を聞きたい!「はぐらかしてる訳じゃないのよ、私は話術士でもないから・・・えっとね、私の右胸が無いのは前の亭主に切り取られたからなの」・・・ブチっと自分の中でなにかがブチ切れた、そいつ・・・生まれた事を後悔するほどの苦痛を与えて殺してやる。そう決めた!「違うの!」いや違わない!こんないい女の胸、世界を相手にしてでも切るとゆう選択は無い!「とりまお前の元だんな、現在地おしえてくれない?」スルーしながらアルテは続けた。

「私は弓と少しの剣術の才能しかなかったの、それで弓を使うのにどうしてもこの右胸が邪魔になることがあったので、そのころにはもう別れた後だったけど頼める相手が彼しか居なかったから・・・」そのあとの所は嫉妬なのか怒りなのか分からないけど頭に血が上って聞いてなかった、



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