第2話よろしくお願いします


主神より従者としてつかえよ、とは言われているが其方の妻になれ、とは言われていない。

はっきりとそう伝えられたが、異世界なのか夢なのか俺にはわからない、とりま正座からの土下座でお願いした。ひたすらお願いすること数十分で事態は変化した。

「其方は異世界の民、慣習やそのほかにも違いがあるのだろう?」アルテさんは勝手にそう解釈して納得してくれた。が否定した。「いや、俺の居た世界でも結婚やお付き合いにはそれなりの日数がかかるよ?自分でも非常識だとおもってるよ?それを通り越してもお前と結婚、前提にお付き合いしたい!」・・・次第に却下される内容に変化があった。そっちの世界とこっちでは結婚の意味合いが違うのでは?とか、お前の事をまったく知らない、とか

一個ずつ潰していった。結婚感?は似た感じだった、異世界あるあるの一夫多妻は貴族や大商人にはあるらしいが、一般世帯では一夫一妻らしい、俺の事を良く知らないとゆうのは、ステータスオープンでほぼ落着した。自分の能力を確認したければステータス、誰かに見せたければステータスオープンと唱えるだけで現時点の能力値が見れる。俺にこの世界での知識、財産は当然ない、のでステータスを見せた。彼女は少し驚いていた、どうやらよほどの事でない限り親兄弟や奥さんにも見せないらしい。

それは、俺の世界には無かった物だし、お前に見せたくないものはないしな!と言った。どうやら響いたようだった。・・・結婚は急だから結婚の約束ってことでいいかな?「ありがとう、力の限り幸せにするよ」照れることなくそういった。

じっと見つめあった後、結婚の約束、俺の居た世界では婚約と言うんだが、結婚を誓いあった者は一緒にお風呂に入ってお互いの体を洗いあうんだ、と言った。

アルテは少し驚いていたが、「こっちでは分からないが俺の世界では絶対必要な儀式なんだ、恥ずかしいだろうがこれだけは、これしか・・・・」と悲しそうに演じた。

「いいわ、貴方といずれ結婚するって決めたから、元に居た世界の1番大切な風習なら、・・恥ずかしいけど・・」初めてアルテの全裸を見た、きれーでした、


「後日、同じ世界からの転移者により嘘がばれてアルテにビンタされたのはまた別の話」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る