うちはうち他所は他所

@ebichan4565

第1話 動けません

夜いつものように布団に入ったはず       

目の前に富士山の頂上が見える。

あー夢だわ、浮いてるんだもの

しかも富士山の横にはピラミットがあるし・・

見えないガラスに座っている感じで動けない

落っこちるのは夢でもいやなもんだ

俺以外に後2名、見たことのない人が居る

立っているおじぃさんと跪いてるっぽい美形さんだ。

動けないので2人の方を見ていると話し声が聞こえる。

「戦士アルテよ、其方は死んだ」

美形さんは戦士なのかー、とさらに聞き耳をたてているとアルテさんは悔しそうに俯いていた。次は俺の番かと思ったが、おじぃさんはそのまま言葉をつづけた。

「本来ならば魂だけの存在となり新たなる生への準備に入るのだが其方に我が使徒として人種存続の為に今一度現世に降りてほしい」

「畏まりました。」

え?説明それだけで引き受けちゃうの?まあ夢だし、そのあたりは適当なのかなと思っていると「夢ではないぞ俊彦よ」おー、さすが俺の夢、名前も分かってるわなっと考えた所でさらにおじぃさん「あーまあよい、夢と思っていてもしっかり聞くのだ、俊彦よ其方も死んだ」夢とおもいつつも死を宣告されるとちょいパニくる。

「で?」焦ってるのをごまかしたつもりだったが、まあばれてるんだろうなー

其方には想像と其の他もろもろをさずける、アルテを従者としてつけてやるからそれなりにがんばれ、ではな・・・・僕の意識はフーっとなくなった。  


ぼんやり覚醒したときポカポカとした夏前の暖かさと青葉の香りを感じながら目を開けると美人さんが居た、アルテさんだ「目を覚まされたか、これから主神様の・・」

言わせなかった。「惚れました、結婚を前提にお付き合いしてください!」

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