第126話 幸せな時間
エリザお嬢様と子供達との食事が終わり、また部屋に戻ってきた。
口の周りを汚した子供の口を拭いたり、上手く食べれない子供に食べさせたり
と、エリザお嬢様と二人で子供達の世話をするのは、本当に夫婦で子持ちになったように感じて、とても幸福感が溢れまくって幸せな時間だった。
じゃんけんで勝った子供を一人は肩車、両手腕で一人ずつ抱っこし、部屋の扉のノブを抱っこしている一人が回し開ける行為も同じように感じていた。
じゃんけんに勝って喜んで笑う子供、負けて悔しそうにいいなーと言っているけど楽しそうな雰囲気を出している子供達を見て、少し安堵もしていた。
部屋に戻ってきて、また絨毯を敷いて皆で座る。
「ラハートフ、魔力で成るいちごの苗を人数分ある?」
「あります。」
「そう。とりあえず一つだけ出してくれない?」
「わかりました。」
魔力量を増やすためのいちごの苗を一つ出してエリザお嬢様に渡す。
エリザお嬢様がその一つを皆が見えるように少し持ち上げる。
「「「いちごってなーに?」」」
「甘い果物よ。」
「あまい?」
「はなのみつ?」
「みるく?」
「見ててね。」
「「「はーい。」」」
エリザお嬢様がいちごの苗に魔力を送り成長させ、いちごが成る。
「「「あかいのができた!」」」
「「「わああああ」」」
「この赤いものがいちごという果実よ。はい、あーん。」
「あーん。」
「あ。」
エリザお嬢様が近い子にあーんと口にいちごを持っていった。
う、羨ましいなんて、お、思ってないぞ……
「「「あ!」」」
「ずるーい!」
「たべたかった。」
「ほら、まだあるから、皆食べられるわよ。」
エリザお嬢様が次々といちごを成らす。
俺もいちごの苗を出して、いちごを成らして雛のように口を開ける子供達の口にいちごを入れる。
子供達がほっぺを押さえて美味しそうに食べている。
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