第120話 邪神の呪い完全解呪

「呪いが侵されているところを出すのだ。」


言われた通り呪いに侵された黒く染まった両手を前に出すとグリフォンが前足を犬がお手をするようにぽんと両手に置く。


「あと少しではないか。人の子でここまでやるとは、なかなかではないか。」

「当たり前、だ。今度は反撃されても、返り討ちにして、解呪できるように、なる方だぞ。」

「人の子でよく、話す余裕があるな。激痛があるだろ?」

「ふっ、エリザお嬢様の、専属従者兼護衛兼婚約者、だぞ。これくらいできないとエリザお嬢様に、相応しくないからな。」

「うむ。強い雄は良いことだ。」


グリフォンは話しながらも解呪をしているのだろう。

黒い部分が減っていく。

痛みが治まっていく。


考える余裕が出てくる。


どうやって、このグリフォンは喋っているのだろうか?

あまり口?嘴を動かしていないのに……

そもそも獣?が人の言葉を喋るのがおかしいよな?


いや……

人より先に世界に誕生した古聖獣が話す言葉を、人に教えて俺達が今の言葉を話しようになったんじゃないか?

人の言葉じゃなく聖獣の言葉なのかもしれない。


歴史的大発見じゃないかっ?


超どうでもいいことを考えるラハートフであった。


「うむ。終わったぞ。」

「あぁ、ありがとう。」


黒くも痛みもなくなった両手にぐーぱーぐーぱーと開いて閉じるを何度か繰り返す。


「ラハートフ、大丈夫?」

「はい、大丈夫です。」

「良かったわ……」

「えっ?」


エリザお嬢様が両手を握ってきた。


「もう、無茶はしないで。」

「それは、エリザお嬢様のお願いでも了承できません。」

「……でしょうね。さっきラハートフが言ったように解呪できるようにならないといけないわね。」

「エリザお嬢様ならできるようになります。」

「……はぁ。頑張るわ。」

「サポートします。」

「えぇ、よろしくね。」

「……我のこと、忘れていないか?」

「「……忘れてないぞ(わ)。」」

「間があった、間があったぞ。」

「「気のせいだ(だわ)。」」

「……そなたがエリザという人の子か?」

「エアルリーザ・フェン・オルヴェルドと申します。グリフォン様。」

「良き強い雄は番に持ててよかったな。」

「え、えぇ、ありがとうございます。」


頬を赤く染めてエリザお嬢様が返事をした。


照れ顔、可愛い……


「このままエリザと呼んでもいいか?」

「古聖獣のグリフォン様に名を呼ばれ光栄です。」

「エリザが全適性か?」

「はい。」

「そうか。助かった。ありがとう。」

「いえ、こちらこそ、解呪していただきありがとうございました。」


エリザお嬢様がグリフォンに説明した。


ーーーーー

あとがき

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