第117話 グリフォンの魔力量
「我と同じ、古聖獣か、全属性の、適性持ち、なら、解呪、できる、が、古聖獣は、近くに、いない。だから、早く、殺して、くれ!」
「早まるなって。全属性の適性持ちの方ならいるぞ。」
「なん、だとっ!いや、しかし、人の子で、我の魔力量と、同等の者は、いない、だろう……」
グリフォンの魔力量はどのくらいだろう?
俺、エリザお嬢様、公爵閣下と領兵千人の魔力を合わせた量より多かったらお手上げだな……
ドライフルーツを食べて回復しながらで間に合うといいけどな……
あ!シーラお姉様を連れてこよう!
「公爵閣下!」
「どうした?」
「少しの間、グリフォンの相手をお願いしていいですか?」
「任せろ。」
公爵閣下がグリフォンと対峙する。
グリフォンプチウィンドを近くに寄せ飛び移る。
「おい!何処に、行く!殺して、くれ!」
「いかせないぞ。」
「殺して、くれ!」
「シーラお姉様を連れてきます。」
「わかったわ。」
「『ゲート』」
現在地の魔力座標を登録してから、オルヴェルド公爵本邸の自室を選択してゲートを使う。
扉を潜り、自室から出て使用人にシーラお姉様のいる場所を聞き、向かう。
発見しグリフォンの魔力量を見てほしいと説明して一緒に戻ろうとする。
シーラお姉様がいた部屋を出ると、なぜか養両親とリヨンお兄様が立っていた。
ついていくよ!とわくわくした子供のような表情を浮かべている。
魔力供給源が多い方がいいから、まぁ、いいか。
頷くと養両親と兄がめっちゃ良い笑顔を浮かべた。
オルガの街の登録した魔力座標を選択してゲートを使って戻る。
グリフォンと戦っている公爵閣下は怪我もなく無事のようだ。
養両親と義姉兄は公爵閣下とグリフォンの戦いを見て興奮している。
「ラハートフのプチウィンドと似てるわね!」
「本物の方が格好良いね!」
「シーラお姉様、グリフォンの魔力量がどのくらいある?」
「あれが聖獣の魔力?魔物の魔力と同じく禍々しいわね。」
「禍々しいのは邪神の呪いに侵されているせいだと思うよ。」
「「「邪神の呪い?!」」」
「なるほど。邪神に創造された魔物とグリフォンの魔力が同じく禍々しいのは邪神の呪いに侵されているからなのね。」
「僕には見えないから、やっぱり魔力が見える魔眼って羨ましいね。」
養父と同じく魔眼では見えないから俺もわからない。
「魔力量はどう?」
「さすが古聖獣様ね。ラハートフより少し多いわよ。」
なんだ……
少し多いだけか……
「ラハートフ!戻ってきたなら、変わってくれないか?」
「お主も、あやつも!なぜ、殺して、くれぬのだ!」
養両親と義姉兄とエリザお嬢様と観戦していた。
公爵閣下と交代する。
グリフォンプチウィンドに乗って接近し、猫パンチならぬグリフォンパンチをする。
諦めんなよと気合いを込めて殴った。
「助かる可能性があるなら、なくても、最後まで諦めるなよ。古聖獣だろ?」
「ぐっ、ぬぬ……」
「それでグリフォン、全属性持ちはいる。解呪の方法はどうやるんだ?」
グリフォンの攻撃を避けながら聞き出した。
ーーーーー
あとがき
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