第104話 報告と婚約者?
「エリザが帝国皇子の婚約をきっぱり断ったんだな。」
「はい。ですが皇子の表情を見ましたが、諦めてなさそうでした。」
俺は始業式でのことをゲートを使って本邸にいるオルヴェルド公爵閣下に報告しに来ていた。
「うむ。」
「正攻法で……口説いて……エリザお嬢様を……ほ、ほ、惚れさせる……なら、い、い、良いんですが、」
フラれてざまぁって思ったけど、第一印象は最悪だが、皇子と公爵令嬢の身分差は、問題はないんだよな……
口説き続けて、もし、もし、エリザお嬢様が惚れてしまったらと、考えると……
「『安静』ラハートフ君、ほら、手を開いて。」
セディスさんに後ろから抱き締められ、無意識で強く握りしめていた手を開かれる。
「セディスさん、ありがとうございます。」
「いいのよ。」
「落ち着いたか?」
「はい。帝国の武力で脅し、国王に皇子と婚約させるという王命を出させるとかオルヴェルド家を脅すとかしてきて無理矢理婚約、結婚を迫ってきたら、俺はどうすればいいでしょうか?どうやってエリザお嬢様を守ればいいんでしょうか?正攻法なら良い、くはないですが、良くはないですが、」
「いっそのことラハートフがエリザの婚約者になるか?」
「えっ?いやいや恐れ多いですよ!村人の平民と公爵令嬢ですよ!」
「お前は伯爵子息だから問題ないぞ?」
「確かに養子になって伯爵子息の肩書き?だけど、生まれは村の子ですよ?」
「今は伯爵子息だから問題ないぞ?」
「虫除けにもなるからいいんじゃないかしら?」
「虫除け役ですか……虫除け役ならいいですけど……」
「「え?」」
「……ラハートフ、虫除け役ならいいのか?」
「エリザお嬢様に好きな人が……できるまで、ですよね?無駄に男が寄ってこなくなるのはいいと思います。」
自分でそう言ってて、胸がぎゅっと締め付けられた。
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人物紹介
●セディス(初登場42話?)
オルヴェルド家に代々契約している光属性の精霊。回復系統の魔導書の契約精霊。回復魔法のエキスパート。
金髪ロングストレートヘアの金眼。ぼんっきゅっぼんな体型。
優しさが溢れているお姉さん。
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あとがき
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冗談です。
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