第85話 発表
まえがき
前話84話、7/16 8:23大幅修正しました。
エアルリーザが戦うところをラハートフにしました。
ん?あれ?と思いましたらお手数ですが読みなおしてください。
ーーーーー
エリザお嬢様の婚約破棄の情報が広がると、デルダモスのように俺の婚約者になれ(なって)、俺(私、僕)が婚約者になる、とか言う輩がちょくちょく現れては、ぶちのめした。
エリザお嬢様が女神様になる成長途中の神子様だから学生だけではなく大人まで言いに来た。
大人だからこそ、徹底的にやってやった。
愚かにも母さんやラルラーナのエリザお嬢様と違った可愛さの天使の弟妹を人質に取ろうとする奴がいた。
契約精霊のユシル、ニチカ、ポチマルを側にいさせていたから拐われることがなかったけど……。
いなかったらと思うとぞっとした。
同じことをしてやった。
いるはずのない家族が観戦していて、そいつは驚いていた。
俺のにやりと笑う顔を見て、降参と口にしようとしたから防音の結界を張った。
戦闘を始めぼこぼこにして「お前からしたんだ。エリザお嬢様にも俺の家族にも大事に思っている人達に手を出してみろ。お前の家族、知り合いがどうなっても知らんぞ。」と耳元で言ってやったら、泣きながら「すみません許してください」を繰り返すロボットになった。
その後、彼らを見るものは……
ということはなく、家族を連れて実家に帰ったらしい。
エリザお嬢様のために戦うのはいい。
戦いの経験が積めることはいい。
けど、時と場を考えてほしい。
休日出掛けているときに来ないでほしい。
エリザお嬢様(他メンバーもいる)と過ごしている時に来た奴らはいつも以上にぶちのめした。
休日は時々エリザお嬢様やシーラお姉様が戦うこともあった。
ぼこぼこにされているのを見るとすかっとしたね。
王族から、教会からライトベル式の魔力量増加方法や魔込魔法の情報が発表され、禁呪を使っているという噂が自然と消えていった。
マジルド式とまんま同じだよ……
聞いたとき開いた口が塞がらなかった。
オルヴェルド公爵閣下とエリザお嬢様の無表情には恐怖を感じた。
そっくり親子だとも思った……
そして、国からオルヴェルド家が離れた瞬間だった……
さらに第四王子ホルスディンと慈悲の聖女モモティルナの婚約発表も同時にされた。
盛り上が……らなかった。
武術大会が原因だろう。
サクラ?教会関係者が大きく握手して徐々に大きくなった。
その二人はその場の空気なんて関係なくにこにこと笑っていた。
オルヴェルド家は最低限の人だけを王都別荘に残し、安全な領地に『ゲート』を使って帰った。
公爵閣下が「訓練修練を続けて力をつけろ。」と言って帰った。
「まさか王族と教会が功績を奪うとはな……」
「本当ですね……あの感じですと公爵閣下に相談やら根回しはなかったようですね。公爵家を敵に回すようなことをするなんて国王は無能ですね……」
「あぁ、父上、怖かったな……。エリ「なんですか?お兄様?」い、いや何でもない。」
エリザお嬢様も怖かったって言おうとしたんですね。
わかります……
「ラハートフ。」
「は、はいっ!」
「模擬戦しましょう。」
「わかりましたっ!」
「お兄様も。」
「お、おう。」
その後、めちゃくちゃ模擬戦をした。
エンダース様は地面に横に倒れてぜぇはぁ、ぜぇはぁと荒く息を吐いていた。
シーラお姉様達も合流して、そして全員がエンダース様と同じようになった。
メリルさんが「夕飯の時間でございます。」と呼びに来るまで模擬戦は続いた。
珍しくエリザお嬢様も息を乱していた。
俺も久しぶりに肉体が疲れたと感じた。
ーーーーー
あとがき
最後まで読んでいただきありがとうございます。
面白くなってきたら☆を足してくださいな!
フォロー応援もよろしくお願いいたします!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます