第65話 噂と呼び出し
「第四王子様と仲間達が聖女様を逃がすため、オークキングと死闘したんだってな!」
「聖女様は逃げずにそんな彼らを必死に癒したってよ!」
「そのおかげでオークキングを斃せたって。」
「王子と聖女って、吟遊詩人の歌みたいだな!」
「実際二人で出掛けているのを見たことがあるやつがいるってさ。」
「王子様も聖女様もすっげー楽しそうに笑っていたって。」
「お似合いだって言ってた。」
「第四王子様に婚約者がいるらしいが、逃げたってな。」
「酷い女だよな。」
「そんな女と結婚って王子様も可哀想だな。」
「しかも婚約者が聖女様を囮にしようとしたんだってさ!」
「日頃からいじめているっていうのも聞いたな。」
「本当に酷い女だな!」
「という噂が王都の酒場や食事処で話されているのを知っているか?」
オルヴェルド公爵閣下に呼ばれ、執務室に行くとそんな噂が広がっていると聞いた。
他にもエリザお嬢様が使用人や平民に暴力を振るっているとか。
「知ってます。エリザお嬢様が気にしなくていいと言いましたので静観しています。」
「気にしなくていい、か。」
「はい。」
「頼ってもらいたいがな……わかった。実害があれば対処するように。」
「わかりました。」
「この噂は王家と教会のどちらかもしくは両方がしているかもしれない。火消しは難しいだろう。できる限りエリザの近くにいるようにしなさい。」
「はい。わかりました。」
王家と教会か……
何かできないだろうか……
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あとがき
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