第10話 新たな特産品と

まえがき

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「このプチウォーターの使用方法の権利を我がオルヴェルド公爵家に譲ってはくれぬか?」

「え?権利?どうぞどうぞ。」

「……あっさりしすぎではないか?財産になるものだぞ?」

「誰でも思い付きそうなものですし。」

「……権利を貰う代わりに、使用した加工物の売上金の五割を支払おう。」

「えっ?お金貰えるんですかっ!?しかも半分っ?貰いすぎじゃないですか?」

「それほど素晴らしいものなのだよ。干し肉の加工日数が減り、失敗も少なくなるだろう。果実など腐って捨ててしまうものを輸送できるようにもなる。しかもこれが旨いとくる。新たな特産品になるものだ。」

「新たな特産品ですか……」

「なんだ?」

「あ、えーっと、特産品作りをこの村でできたらいいなと思いまして、」

「…………」

「その、復興ついでに農地を広げたり、果樹園を作ったりしてこの村で加工したりできたらいいなーと、」

「…………」

「それにここにいる人達は作り方もわかってますし。」

「「「!?」」」


ラハートフとオルヴェルド公爵様の話に自分達のことが出るとは思わなくて驚愕する母さんと村人達。


「……うむ。ここの作物の収穫量はわかるか?」

「わかりませんが、悪くはないと思います、ね?」

「は、はい!きょ、去年、一昨年と変わらず、収穫できています!」と振られて驚く村人達の一人が答えた。

「森で取れる果実がいくつかあります。育つ環境がありますし、腐葉土も取れますから、多少収穫量が増えるかもしれません。」


魔法だけを見ていたわけじゃない。

畑に何かを撒いて耕していたのを見て「なにそれ?」「あれだ。」と指差した方を見ると車庫ではないけど三方の壁と屋根がある小屋が五つ。


雑草や収穫が終わった野菜の葉や茎、根っこがある小屋。

奥さんが木箱をひっくり返して中のものを出す小屋。

先の二つの小屋からそれらを持ってきては混ぜる小屋。

小山がありそれを混ぜている小屋。

父さんが持っている同じ木箱に何かを入れている小屋。


一つ目は植物を乾燥させる小屋。

二つ目は糞尿を乾燥させる小屋。

三つ目は一つ二つ目のものと土を混ぜ作り始め、四つ目は完成間近、五つ目は完成品。

堆肥の為の小屋だ。


二つ目を聞いた時「うぇー。」って不快感で顔を歪めた。

人のって大丈夫なのかっ!?って思ったけど、今のところ大丈夫なんだよな……


畑にはそれしか撒いていないから腐葉土を混ぜたら多少は収穫量が増えるんじゃないかと思った。


「環境は適しているか。腐葉土とはなんだ?」

「え?えーっと、枯れ落ちた落ち葉がいっぱい混ざった森や山の土ですかね?」

「……それがあると収穫量が増えるのか?」

「た、たぶん。森は豊かじゃないですか。その土を畑に混ぜたら、増えるかなーって……やってみないとわかりませんが……」

「……」

「……」

「「「……」」」

「……試行もしつつ、農地を広げ、加工場も建てる。倉庫もいるから大きくなるな……できるまでは何人かは町に行き、加工してもらうか。防壁もちゃんとしたものを作るか……」

「「「!?」」」

「こ、この村でやってくれるんですかっ?」

「うむ。町に戻り計画を立てる。加工をしたい者は後日契約をして働いてもらう。」

「あ、ありがとうございます!」

「「「ありがとうございます!」」」


のちにドライフルーツと乾燥野菜の発祥の地、ドライフルーツ、乾燥野菜、干し肉の名産地として名を広げるに発展することが決まった日だった。


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あとがき

面白いじゃん、続き早く上げろ。と思ったら☆☆☆、面白いなぁと思っても☆☆☆、少しでも気になるな。と思っても☆☆☆をつけていってくださいな!

冗談です。

前から☆☆☆、☆☆、☆をつけてください!

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