第6話
ある日、お風呂に入ってたら、一緒に湯船につかってるような感じした。お風呂はきれいなシルバーのステンレス製で、うっすらと自分の体も鏡のように反射して見えて好きなんやけど、一緒に女の子も写ってるように思えた。自分の横に可愛らしい女の子の裸体も、並んで写ってるように思えたから、手でピュッピュッと、その姿に向かって、お湯をかけてみたりした。
夜、寝てると、ふとんの中の自分の横に可愛い女子が現れた。でも、その時も、自分に対して、芸術にもっともっと広い心を持つようにと、説いてはるのを感じる。師匠かお姉ちゃんのようだ。つまり自分は弟子か弟のようだ。
自然と毎日、自分は芸術に対してもっと広い意識を持つべきなんやなって感じつつ、受験勉強もちゃんとしていたら、私立も府立も高校を合格すること出来た。
府立高校の近くには、伊勢さんの伊勢寺もある。自分の部屋の女の子が、中学生の頃の伊勢さんなのか、そんなことまではわからないけれど、伊勢さんに導かれて、この高校に行くのかなって思った。
女の子には、ありがとうと言いたいっ!そして、それ以上に、どうぞこれからも、高校生になっても、ぜひぜひヨロシクね!ってことをほんまに言いたいのだあああーーっ!
中学生の伊勢さん?! ヤッキムン @yakkimn
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