第33話  クエスト報酬ゲット…?

 


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Sランククエスト クリア


ドラゴンの暴走を止めよ



報酬 スキル獲得

   精霊との親密度上昇


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 その表示とともに本が現れた。おお!これでスキルを手に入れることができる!!レベルをいくらあげても全くスキルが増えないから不安だったんだよなー!


「ソラすごーい!」


「なかなかの戦いでしたね。」



2人ともどこからともなく現れた。



「2人とも大丈夫でしたか?」


「あの程度の流れ弾であれば、どうということはありません。」


「うん!すごかったよー!全部飛んでくるもの片手ではじいてたの!」


「よかったです…」


 さすがスチュアートさん…。複雑だけどありがとう…。そんな話をしているうちに、【森の大精霊 ティカ】も現れた。


「ティカさん、すみません。森が…」


「いえいえ、大丈夫です!冒険者の魔力を吸ってすぐ元通りです!何より今魔力が溢れていてそれを吸収して元通りになってます!」



「それは、よかったです…」



 やっぱり、結構すごい戦いだったんだよね?魔力で溢れているんだから頑張ったってことだよね?



 するとウォータードラゴンも目を覚ました。


「我は一体…」



「ドラゴンさん!」


 

 ふわふわ飛んでいたテュカが声をかけながら真っ直ぐと飛んでドラゴンに近寄る。




「一体何があったのですか?」




「我も曖昧で覚えておらぬのだが、黒き装束を着たものが近づき、何か魔法をかけたのだが…。そこからはよく覚えておらぬのだ…。」



「ドラゴン殿、その者魔族ではありませんか?」



 スチュアートがドラゴンにかしこまりながら、話しかけた。ドラゴンに話しかけてる…。いいなー。




「うむ…。魔力の性質的にそのような気もするがはっきりとはわからぬな…。その後は自分の力が檻に閉じ込められたようになり、制御が効かなくなったのだ…。」



 え…。あれでも本気じゃなかったってこと?スチュアートさんと同じくらいかなって思ったけど、暴走止めれたからまさかとは思ったけど…。ということはクエスト失敗してた可能性もあったってこと?

あぶねー。


「それよりお主、感謝するぞ。名はなんと申す」


「ソラです!」


 わー!ドラゴンと話せた!しかも『名はなんと申す』だって!かっけー!『名はなんと申す』だってー!すげー!!心の中で小躍りした。


「我からも礼をせねばなるまい」


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ドラゴンの加護(中)


一部の状態異常の耐性を獲得しました。


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「お主にふりかかる困難を少しは振り払ってくれるだろう」



「ありがとうございます!」



 おお!状態異常の耐性か!ステータス確認してみよう!



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name ソラ


『パントマイミスト』Level.106


HP5010

MP2700

攻 3140+5

防 2630+80

速  3490

魔攻 2310

魔防 2220




スキル『パントマイム』Level.5

無言で身体や表情をつかって、あらゆる物を表現する。



ドラゴンの加護(中)

一部の状態異常の耐性を獲得しました。


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 おー!ドラゴンの加護だ!!



「我は、この森をしばらく守護することとしよう。何か有れば力になろう。そして、まか危機が訪れた時には力を貸してくれ。」



「はい!!」








はるか彼方から単眼鏡を覗きながらドラゴンとソラの戦いを見る影があった。


「ふーん。ドラゴンも倒しちゃうやつがいるんだー。もっと強い魔法考えなきゃなー。お城に戻ってまた遊び道具たくさんつくろー!」


そういうとその場から音もなく消え去った。






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