第14話 とりま、武器つくってみる?
「ウェーイ!まじ、どうした?」
「ブルーノさん、このリーナに会う武器と防具が欲しいんですが?」
「おけい!まかせちゃって!」
そう言うと、カウンターの奥の部屋に入っていった。物音がガサガサと聞こえて、しばらくすると二つのアイテムを持ってきた。かなり、戦ってきたからお金に関しては特に問題はないけどどんなものが出てくるのだろう…。
「こんな感じ的な?」
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魔導の杖 魔攻 +25 1000G
魔導のローブ 防御 +30 1000G
魔防 +30
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すごく良心的で能力も申し分ない。
「その二つをください」
「ないすぅ!」
買ってはみたものの、自分の持っているアイテムより全然いいものを買ってしまった。ま、いいか、リーナも喜ぶだろうし…。
「リーナ、これを装備してみて!」
「やったー!ソラさんありがとー!」
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name リーナ
『エルフ』Level.20
HP560
MP750
攻 480
防 490 +25
速 790
魔攻 710 +30
魔防 460 +30
スキル『ウインド』Level.2
風の攻撃魔法。
スキル『リカバリー』Level.1
HPの回復魔法。
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プロフィールを確認してみると、また強くなっている。そして、リーナもぴょんぴょん喜んでいる。気に入ったようだ。よかった。
「リーナちゃんかわいーねぇー!おにいちゃん、武器とか防具とか作っちゃってみない?」
おお!そういうシステムもあるのか!せっかくだから、自分の武器は作ってみよう!
「ぜひ、お願いします」
「おけい!これ、武器に必要な材料とか諸々書いてあるカタログだから参考にしちゃってー!」
羊皮紙の本が手渡された。ああ、やっぱりいろんな職業があるんだね。大魔道士、賢者、武士もあるのかよ!いいなぁー。かっこいいなー。パントマイミストなんてあんのかな?
あ、あった。えーと、作れる武器は…
・鉄の棒 +60
・銅の棒 +120
・青銅の棒 +190
・鋼の棒 +250
・銀の棒 +400
・金の棒 +600
・金剛の棒 +1000
棒だらけかよ!!最後に書いてある金剛の棒攻撃力加算が半端じゃないけど、すごく弱そうに見える!!なにこれ!意味わかんないんだけど!!
「あ、この街の奥にカウムっていうダンジョンあるから、そこで集めちゃってー!」
「ありがとうございます。」
素敵な情報と悲しい現実を教えてくれて…。
「わーい!わーい!」
自分が床を見つめて動けなくなっているかたわらをリーナはぴょんぴょん飛び回って喜びを全身で表現していた。
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