第10話 見た目が若すぎて実は先輩でしたってことですか?
リーナの母は話をしてくれた。
「リーナは、このエルフの村の族長である私の娘です。今年で50となり、エルフを率いるべく特別な訓練をしています。しかし、実戦訓練が思うようにできず、悩んでいました。どうか、リーナを鍛えていただけないでしょうか?」
…ん?リーナ50歳なの?そうか、エルフって長命な種族だよね。人生の先輩だよね?なんか、なめた口聞いてすみません。リーナ先輩。でもなんか今更だから、今までどおり接していよう。
「いかがでしょうか?」
考え事をしていたためへんな間があったなだろう。母はもう一度声をかけてきた。リーナを見るとこちらをうるうるした上目遣いで見てる。これ、先輩なのかな?スーパーでお菓子買って欲しい子どもだよな。
「わかりました。一緒に旅をしましょう!エルフ族の繁栄のために!」
「ありがとうございます。」
「やったー!」
リーナはぴょんぴょんとんで喜んでいる。
「では、ささやかながら、村を上げてソラさんとリーナさんの門出をお祝いさせてください。」
そういうと、リーナの母は家の外に出て、ベランダのようなところに出てきた。額に人差し指をあて魔法を使った。
【念話】
「皆さん、この度リーナは修行の旅に出ることとなりました。ささやかながら、宴を開き、旅人ソラとリーナを送り出しましょう。」
村中に歓声が上がり、そこら中でワインを乾杯する音が聞こえる。村の中央には大きなテーブルができた。そこに案内されると、菜食ながらたくさんの料理とワインが置かれた。男のエルフと肩を組み酒を交わし、女のエルフには腕組まれ頬を赤くした。男のエルフも女エルフ美しすぎる。特に女エルフ。巨乳だし。肌は透き通るように白いし。そんなんで腕を組まれたら。もう…。恥ずかしい…!!
そうこうしている内に夜が明けた。朝になると村総出で私たちを送り出してくれた。
「ソラ様ー!リーナ様ー!」
「お気をつけてー!」
➖シルフの森➖
とりあえず、新しいパーティメンバーなので武器を揃えたりレベルを上げたりしなきゃな。とりあえず、リーナのレベル見てみるか。
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name リーナ
『エルフ』Level.15
HP420
MP610
攻 400
防 410
速 590
魔攻 610
魔防 400
スキル『ウインド』Level.1
風の攻撃魔法。
スキル『リカバリー』Level.1
HPの回復魔法。
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多分、このステージLevel.15くらいでクリアするんだろうな。やはり、レベリングしすぎてるんだ。というか、歩いて経験値が手に入るからそんなもんか。でも、スキル2つあるのはうらやましい。自分はまだ一つなのに…。さすがリサーナ先輩。
自分もプロフィールチェックしておこう。
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name ソラ
『パントマイミスト』Level.36
HP1490
MP810
攻 820+5
防 660+10
速 990
魔攻 650
魔防 670
スキル『パントマイム』Level.2
無言で身体や表情をつかって、あらゆる物を表現する。
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また、上がってるー!
HPすごい増え始めてるー!
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