第6話 剣の切れ味ってこんな感じでしたっけ?

 さて、腹ごしらえも済んだし。森の中に入っていくか。その前に。プロフィール確認しておくか。




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name ソラ


『パントマイミスト』Level.17


HP620

MP520

攻 500+5

防 510+10

速  640

魔攻 520

魔防 510




スキル『パントマイム』Level.2

無言で身体や表情をつかって、あらゆる物を表現する。


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 また上がってる。もはや気にならなくなってきた。森を進むしうちに、凶暴な黒い肌をした犬型モンスター【バウンド】がでてきた。


 ハウンドは走って襲ってきた。両腕をクロスして攻撃から身を守った。ハウンドは体当たりをして距離を取る。それと同時にダメージカウントされる。






【–1】





うそだろ。このゲームの難易度こんな感じなのか…。いや、油断したらだめだ。草原で戦ったスライムとは一味違うはずだ。




【パントマイム 鉄剣】




スキルで木を鉄の剣に変えて斬りかかる。



スッ。




この感覚!!

通販で買った高い包丁でトマトを切る感覚ッ!!

これはすごい!!




すごい!!じゃなくない?だめじゃない?もうちょっと強くあってよ!!



…ハウンドを倒した。あっけなく。スライムとおんなじ感じだ。思い返せば、最後の方は、剣というか棒が少し触れただけでもう死んでてたな。




考え事をしているうちに周りを見ると10匹のハウンドに囲まれた!…囲まれたけども…。



スッ。スッ。スッ。



襲いかかるハウンドを相手に、剣を振り回して当てる。当たる度に恐ろしい切れ味で敵が切り裂かれていく。というか調理されていくというのか。



最後に一体残った。名前をよくみると…。




【マジック・ハウンド】




これは!魔法を使うのでは…!!いいぞ!!攻撃してこい!!攻撃するんだ!!

…あ、自分の素早さが高いから待たないとだめなのか…。



口を大きく開いたハウンドの目の前に火の塊が出現した。



いい!いいぞ!!ハウンドくん!!オスかは知らないが…いい!!



爆発音とともにダメージ計算がされる。





【–1】






なんでぇー!

たしかに半身浴しはじめくらいのあたたかさ。

ぬくい。これって方言なんだよねー。はははー。

マジック・ハウンドだめだー!!



スッ。




また、トマトを切る感じ。ほんとお買い得。




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name ソラ


『パントマイミスト』Level.20


HP720

MP620

攻 600+5

防 550+10

速  700

魔攻 560

魔防 570




スキル『パントマイム』Level.2

無言で身体や表情をつかって、あらゆる物を表現する。


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