ゴミ屋敷清掃
そして日曜日…。
何でも屋一行は前日に見たゴミ屋敷を清掃する事になった。ゴミ屋敷は、長い間何も手をつけていなかったため、全員防護服を着た。
「いよいよだ!いざ!」
鬼塚がそう声をかけると他は、ゴミ屋敷の玄関から入って行った。
ゴミ屋敷の中は生ゴミや排泄物が混ざったような異臭を放ち、防護服を着ているのにも関わらず咳き込む者がいた。
「じゃあ玄関から行ってそれから他の部屋をやっていこう!」
鬼塚は提案した。
「全員で同じ所にやらないで二手に分かれるのは?」
一華は言った。
「ダメだ。二手に分かれたら迷うぞ」
鬼塚は言った。
「わかりました」
一華は言った。
そんな訳で玄関から順番にやる事になった。
次はリビングらしき部屋、その後は和室らしき部屋、その後は洗面所やトイレを清掃した。
ところが、ある部屋を開けた途端一行は凍りついた。一行が見た物は、ベッドに横たわる1人の高齢女性だった。
「お、お婆さん…」
「鬼塚さん、あの方まさか…」
そう伊万里と一華が鬼塚に言うと
「亡くなってる…」
鬼塚は高齢女性の脈を測ったり瞼を指で開けライトを当てながら言った。
「どうしましょう」
伊万里が聞いた。
「とりあえず、このお婆さんを連れ出そう」
そう鬼塚が言った途端
「外に誰かいる!」
鬼塚が高齢女性を持ち運びそうになった途端外に何者かがいる事に気がついて高齢女性を持ち運んで走ろうとした。
時すでに遅し、何でも屋一行がいる部屋から急に火が付いた!
「火事だ!」
そう鬼塚が言ってすぐ火はすぐ燃え広がった。
「走れ!足を止めるな!」
鬼塚は叫んだ。
外に防護服を脱いだ鬼塚は煙を吸ってしまい、牛鬼の姿になってしまった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます