第4話 木ノ葉と美織に突然の試練

巴瑞季と美織は魔法界から新たな友人が来てくれた事を僕に話してくれた。


美織「今日ね魔法界からの友人に出会ったの。」

僕「七海さんではなくて?」

巴瑞季「七海さんではないよ。」


僕「じゃあ誰なんだ?」

巴瑞季「大股 真苗と港町 瀬里奈という女の子。」

美織「2人の友人は複雑な事情があって人間界に住む事になったの。」


僕「そうか、一度会ってみたいな。」

瀬里奈「呼んだ?」

僕「うわ~~お、びっくりしたー。」


巴瑞季「瀬里奈と真苗来てくれたのね。」

真苗「巴瑞季と美織この人があなたの旦那?」

美織「そうだよ。」


真苗「初めまして魔法界からきた大股 真苗です。よろしくお願いします。」

瀬里奈「同じく魔法界からきた港町 瀬里奈です。よろしくお願いします。」

僕「初めまして西尾 浩太です。よろしくお願いします。」


美織「あんたこの2人家を探してるの。」

僕「そうだな。隣の家が空き家で僕が元家主さんから買い取ったんだ。」

巴瑞季「隣の家凄くきれいじゃない。」


僕「隣の家でいいのなら貸してあげるよ。家賃は要らないからな。」

瀬里奈「ありがとうございます。」

真苗「西尾さんは副社長さんですか?」


僕「よくわかったね。さては巴瑞季と美織が。」

巴瑞季「私が教えたの。」

僕「なるほど。」


真苗さんと瀬里奈さんは隣の家で2人仲良く生活。


木ノ葉「2人ともよかったじゃない家を借りる事ができて。」

瀬里奈「木ノ葉さん。」


真苗「木ノ葉さんいろいろありがとうございます。」

木ノ葉「困った人を見ると放っておけないのが私なのよ。」


真苗さんと瀬里奈さんは木ノ葉さんのおかげで人間界で暮らせるようになった。

真苗さんと瀬里奈さんは木ノ葉さんの勧めで大海原クイーンズのメンバーに。


木ノ葉「みなさんこんばんわ。大海原クイーンズのトーク番組です。

本日から新人が加わります。

大股 真苗さんと港町 瀬里奈さんです。」


真苗「初めまして大股 真苗です。よろしくお願いします。」

瀬里奈「初めまして港町 瀬里奈です。よろしくお願いします。」

木ノ葉「2人は元々アイドル活動してたのですね。」


真苗「はい、私と瀬里奈の2人でアイドル活動をしてました。」

瀬里奈「最初は凄く大変でしたが今は多少暇な時もあります。」

愛美「真苗さんと瀬里奈さんは妖精みたいですね。」


瀬里奈「よく言われます。」

真苗「私と瀬里奈は学生時代の時から巴瑞季さんと美織さんの友達ですよ。」

巴瑞季「そのとうりです。」


桃子「一言言ってよ。」

利己「真苗さんと瀬里奈さんは特技あるの?」

本江「私も知りたいな。」


真苗「私は中学、高校の時新体操部に所属してました。

今でも新体操できますよ。」

瀬里奈「私は小学生の時から書道を習ってました。」


美七穂「大股 真苗さんと港町 瀬里奈さん初めまして大原 美七穂です。

よろしくお願いします。」

本江「初めまして大頭 本江です。よろしくお願いします。」

小豆「初めまして博見 小豆です。よろしくお願いします。」


利己「初めまして中沖 利己です。よろしくお願いします。」

桃子「初めまして塚野 桃子です。よろしくお願いします。」

愛美「初めまして樅ノ木 愛美です。よろしくお願いします。」


萌花「初めまして畑内 萌花です。よろしくお願いします。」

美七穂「真苗さんと瀬里奈さんはよくおならする人好き?」

真苗「まあオナラは出るものだから。」

瀬里奈「私は好きですよ。」

{ブホッ、ブォォォォ}


木ノ葉「美奈穂さん凄いのが出たね。」

利己「凄く臭いんだけど。」

美七穂「みんなごめんなさ~~い。」


瀬里奈「私は全然平気ですよ。」

桃子「瀬里奈さんは平気なの?」

愛美「美七穂さんのおなら強烈過ぎだよ。」


真苗「瀬里奈は本当に変わってる女の子ですので。」

瀬里奈「真苗は凄く体が柔らかいですよ。」

木ノ葉「新体操してるからね。」


巴瑞季「まあ瀬里奈はどんなに臭いおならされても平気だったね。」

美織「瀬里奈は小さい頃からお世話をするのが大好きだったから。」

真苗「瀬里奈は私とは正反対です。」


愛美「真苗さんは体が柔らかいのでしょう。」

真苗「新体操をしてますから。」


真苗さんと瀬里奈さんは大海原クイーンズで大活躍しそうだ。

メンバーとすぐ組相性がよさそうだし問題なし。


僕「お帰り、真苗さんと瀬里奈さんはどうだった?」

巴瑞季「自然に大海原クイーンズに溶け込む感じだったわ。」

美織「2人とも凄い特技持ってるし。」


僕「そうか。」

木ノ葉「真苗さんと瀬里奈さんが魔法界から来た事は伏せておいたから。

代わりに私が適当な特技を持たせたの。」


僕「木ノ葉さんが。」

巴瑞季「2人が魔法界から来たというと特定される事もあるから用心してるの。」

美織「とにかく、真苗と瀬里奈は野乃花王国に命狙われてるから。」


僕「となると隣の家を貸したのはまずかったかな。」

木ノ葉「真苗さんと瀬里奈さんなら大丈夫よ。

私が2人に野乃花王国の者が近づかないよう見張ってるから。」


僕「木ノ葉さんも家賃要らないから隣の家で真苗さんと瀬里奈さんと一緒に暮らさないか。」

木ノ葉「西尾さんが家を貸してくれるから言葉に甘えようかな。」


実は木ノ葉さんは賃貸マンションで1人暮らししてた。

後日木ノ葉さんは賃貸マンションの家賃を引き払い

真苗さんと瀬里奈さんが住む隣の家に越してきた。


僕「これで一先ずは安心かな。」

巴瑞季「大魔法使いの木ノ葉さんが同居したからね。」

美織「野乃花王国の住民と思われる人今のところは来てないね。」


巴瑞季「この辺りは野乃花王国の人が近づきにくいのかな。」

僕「言えるな。」

木ノ葉「私がいるからじゃない。」


この後美織さんに試練が。


僕「美織、美織のお爺さんが倒れた。」

美織「なんだってー!」


美織と僕が病院へたどり着いた時には美織のお爺さん彼岸花理事長は亡くなってた。

享年95歳。彼岸花理事長は僕にとってもかけがいのない存在だった。

3日後彼岸花理事長の葬儀が行われ美織は爺さんと最後の別れに涙ぐんだ。


僕「美織、美織のお爺さん死ぬまで理事長を務めてたんだから凄いよ。」

美織「そうよね。私のお爺さんは凄く優しかったんだ。」

巴瑞季「美織、美織のおじいさんは天国で見てると思うよ。」


翌日株式会社 登也では社長の磯谷さんが理事長に、僕が社長に、

入野君が副社長に就任。

部長は原井君に決定。原井君は課長だった。

課長は水野原君に決定。


巴瑞季「あれ、あそこにいるのは誰?」

美織「野乃花王国から来た人じゃないよね。」

のんのん「あれれ、巴瑞季と美織じゃない。元気にしてた?」


この日巴瑞季と美織が新たに出会った魔法界から来た友達は

夢屋「ゆめや」 のんのんさん24歳。凄く変わった名前。


巴瑞季「なんだのんのんじゃない。」

美織「のんのんこそ元気にしてた。」

のんのん「私は凄く元気よ。ところで巴瑞季と美織は何所で暮らしてるの?」


巴瑞季「この家よ。」

のんのん「凄く大きい家じゃない。」

美織「この家は株式会社 登也の社長さんが建てた家なんだよ。」


のんのん「もしかして巴瑞季と美織の旦那さん?」

僕「初めまして株式会社 登也社長西尾 浩太です。よろしくお願いします。」

のんのん「は、はじめまして魔法界から来た夢屋 のんのんです。

よろしくお願いします。」


僕「君は凄く変わった名前だね。」

のんのん「私は基本的面白い魔法使いですから。」

巴瑞季「のんのんは魔法界にいた時から凄く面白かったね。」


のんのん「まあね。私は時にはおっちょこちょいなところもあるから。」

美織「紹子と凛々と呼夢は元気にしてる?」

のんのん「凄く元気にしてるよ。」


巴瑞季「その一言聞いて安心できたわ。」

美織「亮介大王様は元気にしてる?」

のんのん「仕事が忙しいけど元気だよ。」


巴瑞季と美織には魔法界にもたくさん友達がいるようだ。

僕は社長に就任してからも忙しく働いた。


木ノ葉「西尾さん凄く忙しそうね。」

美織「家の旦那は家へ帰っても私と巴瑞季に気を使ってくれるわ。」

巴瑞季「木ノ葉さんは新人の真苗と瀬里奈の面倒見てるのでしょう。」


木ノ葉「2人は凄い知恵袋持ってたわ。」

美織「知恵袋?」

あ、そうだ真苗と瀬里奈は魔法界にいた時から凄い知恵袋を持ってたんだ。」


巴瑞季「うんそうだね。」

真苗「木ノ葉さんと巴瑞季と美織何話してるの?」

巴瑞季「真苗と瀬里奈の事話してたの。」


瀬里奈「私達の事を話してたのね。

何だったら私が知ってる限りの魔法界での出来事話してあげようか。」

美織「いいの?」


真苗「瀬里奈は私よりも物知りだからね。」

瀬里奈「巴瑞季と美織は魔法界でもいっぱい友達ができたね。」

巴瑞季「そうだよ。」

真苗と瀬里奈もだけど妃花と七海と紹子と凛々と呼夢も友達だよ。」


瀬里奈「妃花と呼夢は亮介大王の娘。紹子と凛々は人間界出身の魔法使いよ。」

真苗「それって初耳だけど。」

巴瑞季「紹子と凛々は元々人間界にいたの?」


瀬里奈「そうよ。だから人間界の事いろいろ教えてくれたわ。」

美織「そうだったのね。」

瀬里奈「それと亮介大王様の事だけど、亮介大王様は魔法界で生まれたのは確かだけど、木ノ葉さんと同じく本来人間界で生まれるはずだった人よ。」


木ノ葉「瀬里奈さん、それいつ知ったの?」

瀬里奈「昨日こっそり亮介大王様の事調べてたの。

そしたら亮介大王様のとんでもない事実が浮上したのよ。」


亮介「港町 瀬里奈よ、それ以上私の事話すな。」

真苗「瀬里奈、亮介大王様を怒らせたらまずいって。」

瀬里奈「亮介大王様を怒らせちゃった。ごめんなさい亮介大王様。」


美織「今の声は?」

木ノ葉「亮介大王様よ。」

巴瑞季「初めて聞いた亮介大王様の声。」


亮介「ははは、そうだったな戸町 巴瑞季よ。

彼岸花 美織も魔法界に出入りしてるのは分かってるぞ。」

美織「亮介大王様は見てるのね。」


亮介「坂之上 木ノ葉よ。そなたは人間界にいる方がいいか?」

木ノ葉「私は魔法界に家族がいますが、人間界にいる方が幸せです。」


亮介「そうか。だがこれだけは言っておくぞ坂之上 木ノ葉よ。

そなたはこれからは人間界で生きていく道を選んだ。

人間界で生きていく事を選んだ以上魔法界にいる家族と友達とはもう会えんぞ。」


木ノ葉「そんな。」

亮介「まあ、そなたの家族はそなたの後を追うように人間界へ移り住む可能性がある。その時まで待つのだ。」


人間界で生きていく以上は魔法界にいる家族と友達と会えなくなった木ノ葉さん。

これが木ノ葉さんに突き付けられた試練。


巴瑞季「木ノ葉さん元気なさそうだけど大丈夫?」

木ノ葉「大丈夫よ心配しないで巴瑞季さん。」

美織「何時もの木ノ葉さんじゃないよ。」


木ノ葉さんは大海原クイーンズのライブは成功させた。

しかし僕から見ても何時もの木ノ葉さんではない。


僕「木ノ葉さん大丈夫か。凄く疲れてるだろう。」

美織「魔法ドリンクでも飲む?」

木ノ葉「巴瑞季さんと美織さんには家族いるの?」


巴瑞季「私にはいないわ。」

美織「私のお父さんとお母さんは魔法界の戦争で死んじゃったね。」

木ノ葉「美織さん、今何と言った?」


美織「私のお父さんとお母さんは魔法界の戦争で亡くなったの。」

木ノ葉「魔法界でも戦争があったの!」

巴瑞季「今は亮介大王様が戦争が起きないように見張ってるから大丈夫みたいよ。」


のんのん「じゃあ、魔法界にいる木ノ葉さんの家族は安心だよね。」

瀬里奈「木ノ葉さん、木ノ葉さんの両親だけど。」

木ノ葉「私のお父さんとお母さんがどうしたの?」


瀬里奈「亮介大王様によると人間界に移住する事が決まったみたい。」

木ノ葉「ななななんだって~~。」

真苗「木ノ葉さんの兄姉も?」


瀬里奈「もちろん。」

木ノ葉「亮介大王様の言ったとうり私の家族も人間界へ移住するのね。」

巴瑞季「よかったじゃない木ノ葉さん。」


僕「木ノ葉さんの家族が人間界に来るだって!」

瀬里奈「そうなの。急遽決まっちゃって。」


木ノ葉さんは実は親戚のお爺さんから譲ってもらった家があった。

今後木ノ葉さんは親戚のお爺さんからもらった家で家族と共に暮らす予定。


巴瑞季「真苗と瀬里奈は私が守るわ。」

美織「木ノ葉さんもしっかり守ってくれたから私達も。」

木ノ葉「大丈夫よ。

魔法で野乃花王国からの叛逆者が近づかないよう見張ってるから。」


のんのん「これでよかったのかな?」

美織「よかったんじゃない。

木ノ葉さんは最終的に人間界ででも家族と一緒になれたのだから。」


瀬里奈「巴瑞季、美織、のんのん、アップルパイ食べる?」

美織「わーい、アップルパイいただこうっと。」

真苗「コーヒーでも飲む?」


巴瑞季「真苗と瀬里奈に気を使わせたね。」

瀬里奈「木ノ葉さんと巴瑞季と美織のおかげで人間界ででも幸せに暮らせるようになったのだから私達はしっかりお礼をしないといけないね。」


木ノ葉「そう思う。」

真苗「木ノ葉さん。」

木ノ葉「真苗さんと瀬里奈さんは野乃花王国から逃げるように人間界へ移住したよね。」


瀬里奈「問題になりますか?」

木ノ葉「真苗さんと瀬里奈さんに朗報。

野乃花王国だけど亮介大王様が悪徳女王を成敗して野乃花王国は廃国になったわ。」


真苗「廃国!」

瀬里奈「じゃあ、私達は魔法界へ帰る事できるのですか?」

木ノ葉「もちろんよ。」


真苗さんと瀬里奈さんは2人で考えた末やはり人間界にいる方がいいので

これからも人間界で生活する事に。

真苗さんと瀬里奈さんは大海原クイーンズのメンバーとして大活躍中。


巴瑞季「真苗と瀬里奈はこれからも人間界で暮らすのね。」

美織「私も真苗と瀬里奈は人間界で暮らした方が幸せだと思うよ。」

僕「巴瑞季と美織、魔法界で何が起きたんだ?」


巴瑞季「木ノ葉さんによると野乃花王国という悪い王国があったの。

その野乃花王国が廃国になったの。」

僕「野乃花王国?聞いた事があるような。」


木ノ葉「はーいお2人さん、西尾さんとの生活順調かな?」

巴瑞季「凄く順調だよ。」

美織「野乃花王国が廃国になったのは事実なの?」


木ノ葉「事実だよ。亮介大王様が野乃花王国の悪徳女王を成敗したから。」

巴瑞季「野乃花王国ってどんな王国だったのかな?」

木ノ葉「友達を作ってはいけない王国だったわ。」


美織「それって酷過ぎるじゃない。」

巴瑞季「そんな王国なら廃国になった方がいいね。」

僕「それにしても廃国になった野乃花王国はとんでもない王国だったんだな。」


野乃花王国は亮介大王が悪徳女王を成敗されたため廃国に。

野乃花王国の事はきれいさっぱり忘れよう。

木ノ葉さんは家族と共に親戚のお爺さんからもらって魔法でリフォームした家で

私生活を送ってる。


妃花さんは無断で城を出て人間界へ行った罰として城の奥の部屋から出られない。

妃花さんは亮介大王の娘で王妃。

王妃である以上は城から出る事を許されないのかも。


僕は社長になってからも大海原クイーンズのバックアップは継続中。

大海原クイーンズのメンバーは今のところトラブルもなく順調。


美七穂「西尾さんお疲れ様。」

僕「美七穂さん今日のライブ凄く良かったぞ。」

美七穂「ありがとう。」


美織「あんた、仕事は順調?」

僕「怖いほど順調だよ。」

巴瑞季「木ノ葉さんいつも大変ね。」


木ノ葉「巴瑞季さん、私は大魔法使いだから大変だと思ってないよ。」

美織「無理しないでよ。魔法ドリンクでも飲む?」

木ノ葉「ありがとう。ゴクッ、今日の魔法ドリンクフルーティーだね。」


美織「今日はフルーツティー風に仕上げたの。」

木ノ葉「なるほどね。」


亮介大王の偉大なるパワーには社長の僕もびっくりしてる。

でもまさか亮介大王までもが本来人間界で生まれるはずだった人物だとは。

休日僕と巴瑞季と美織は久しぶりに思い出の公園へ行ったが

僕と巴瑞季と美織の思い出の公園は撤去されてて展望台の基礎ができてた。


巴瑞季「とうとう思い出の公園が無くなったよね。」

僕「あー、ちょっぴり寂しいがこれも運命だから仕方ないな。」

美織「結婚する前は思い出の公園ではしゃいだ事もあったね。」


僕「そうだったな。」

巴瑞季「私と美織が何故最初からあなたを選んだのか分かる?」

僕「それが謎なんだ。最初巴瑞季と美織に出会った時は貧乏だったんだ。」


美織「あなたの血液型は?」

僕「エイだけど、分かった巴瑞季と美織が僕を選んだ理由は血液型だ。」

巴瑞季「大当たり、大海原クイーンズの全メンバーとも相性がいいでしょう。」


僕「ある意味大海原クイーンズにはお世話になってるからな。」

木ノ葉「おやおや夫婦揃ってそこで何してるの?」

僕「ここには僕と巴瑞季と美織の思い出の公園があった場所なんだ。

今は展望台の基礎ができてるけどな。」


木ノ葉「なるほどね。」

美七穂「ここに展望台ができるの?」

僕「そうみたいだ。あそこに基礎があるだろう。」


美七穂「本当だ。」

萌花「へー、結構大きい展望台ができるのかな?」

僕「基礎が結構大きめだからっていつの間に来たんだ2人とも。」


美七穂「こっそりついてきちゃった。」

萌花「ここに西尾さんと巴瑞季さんと美織さんの思い出の公園があったんだ。」

木ノ葉「美七穂さんと萌花さん展望台が完成したら展望台でロケするからね。」


美七穂「できたばかりの展望台でロケ!楽しみだわ。」

萌花「どんな展望台ができるのかな?」

僕「今回できる展望台は鉄筋コンクリート造3階建てのようだ。

ほらあそこに完成図が書いてるよ。」


萌花「凄く大きい展望台ができるのね。」

木ノ葉「避難所も兼ねてるみたいね。」

僕「と言ってもこの町自体が高い丘だからな。津波は心配ないと思うよ。」


木ノ葉「でも念には念を入れておかないと後で取り返しのつかない事になるでしょう。確かにこの町自体は高い丘だけど地震による火災はどうなの?」

僕「この町では1件も火事が起きてないでも正直大地震の時は起きるかもしれないな。油断大敵かな。」


僕は大海原クイーンズのおかげで社長になれたと思ってる。

木ノ葉さんは大魔法使い。

木ノ葉さんは魔法界で付き合ってた彼氏が亡くなって以来彼氏を作らない事を

心に誓ってる。


層雲「木ノ葉お帰り。」

木ノ葉「ただいまお父さん。」

那留妃「人間界は魔法界と異なるけど過ごしやすいね。」


紹子「木ノ葉は大海原クイーンズのリーダーでしょう。

私も大海原クイーンズのメンバーになりたいな。」

陸夫「紹子、言って悪いが年齢的に手遅れだ。」


木ノ葉「大海原クイーンズは15歳から20歳までの女の子を募集中なの。」

紹子「そうだったのね。」

層雲「紹子よ、そんなに肩落とすな。」


木ノ葉「でもタレント女優はどう?魔法界でも女優だったでしょう。」

紹子「人間界ででも女優か。やってみる価値あるね。」


木ノ葉さんのお姉さんの紹子さんは妹の木ノ葉さんの紹介で大海原芸能事務所へ。

数日後オーディションの結果一発で合格。

実は木ノ葉さんのお姉さん紹子さんは学生時代に演劇部に所属した経験があった。


那留妃「紹子一発で受かったのね。おめでとう。」

紹子「まあね。」

層雲「紹子は中学1年の時から大学3年までの9年間演劇部に所属してたし

魔法界でも女優だったからな。」


陸夫「紹子は人間界でも女優になるべきだよ。」

紹子「お兄ちゃんは俳優でしょう。」

陸夫「一応な。」


木ノ葉「お兄ちゃんもオーディション受けたら。」

陸夫「そういうと思った。俺の場合既に人間界ででもオーディション受けて

一発で合格したんだ。」


層雲「ははは、そうだったよな陸夫。」

木ノ葉「もう、一言言ってよね。」

陸夫「悪かった悪かった。」


木ノ葉さん一家は人間界での生活とても順調みたいだ。


美織「木ノ葉さん木ノ葉さんのお兄さんは俳優でお姉さんは女優でしょう。」

木ノ葉「そのとうりよ。」

巴瑞季「木ノ葉さんは大魔法使いだから結構儲かってるんじゃないの。」


木ノ葉「大海原クイーンズの仕事以外は儲かってないよ。」

美七穂「巴瑞季さんと美織さんと木ノ葉さん何の話してるの?」

萌花「私も何の話か知りたいな。」


木ノ葉「私の家族の話をしてたところよ。」

美七穂「そうだったの。」

萌花「木ノ葉さんは大魔法使いだから魔法使えば問題解決できるんじゃ。」


木ノ葉「そうでもないよ。大魔法でも解決できない問題あるのよ。」

巴瑞季「私も魔法使いだけど私達の問題は解決してるよ。魔法でね。」

美織「木ノ葉さん大魔法でも解決できない問題あるの?」

木ノ葉「意外とあるよ。」


木ノ葉さんは比較的穏やかで話しやすい。

巴瑞季と美織は僕の妻だけどお茶目な反面僕の事をよく理解してくれる。


巴瑞季「あなた、今日も仕事が増えるからよろしくね。」

僕「任せてくれ。」

美織「あなたが株式会社 登也の社長になってから利益が増大したじゃない。」


僕「大海原クイーンズのおかげだな。」

巴瑞季「あなたの涙ぐましい努力のおかげでもあるんじゃない。」

僕「そうか。」


木ノ葉「西尾さん、私達大海原クイーンズのロケセオダ中央公園でするわ。」

僕「巴瑞季から聞いたよ。セオダ中央公園は結構でかい公園じゃないか。」

美織「今日はセオダ中央公園を貸り切ってロケするのよ。」


巴瑞季「どんなロケになるか楽しみだわ。」

僕「2人とも張り切るのはいいが迷子になるなよ。」

美織「その辺は気を付けるよ。」


大海原クイーンズはセオダ中央公園でロケ。

セオダ中央公園で初めてのロケは凄く大変だろう。

僕は大海原クイーンズのバックアップしてるが

大海原クイーンズのメンバーの行動力は半端なく過酷なところでなければ大丈夫。


巴瑞季「今更聞くけどいい?」

木ノ葉「いいよ。」

美織「巴瑞季今度な何を聞くつもり?」


巴瑞季「木ノ葉さんは魔法界で友達出来たの?」

木ノ葉「よく聞いてくれたわ。私には魔法界にも友達がいたの。

でも私は一生家族と共に人間界で過ごす事にしたから魔法界へは帰れないの。」


美織「という事は。」

巴瑞季「魔法界にいる友達とはもう会えないという事。」

木ノ葉「そうだよ。」


のんのん「そこの3人セオダ中央公園でのロケお疲れさん。」

美織「のんのん!そこで私達大海原クイーンズのロケの様子見てたの?」

のんのん「大当たりー、真苗と瀬里奈も大活躍してたじゃない。」


瀬里奈「のんのん、久しぶりね。」

真苗「元気にしてた?」

のんのん「私はこのとうり元気だよ。」


木ノ葉「のんのんは魔法界と人間界行き来してるけど大丈夫?」

のんのん「私は人間界にいる魔法使いの監視役だから何時でも行き来できるよ。」

真苗「そ、そうだったの。」


のんのん「まあ、悪いようにはしないから。」

木ノ葉「どうりでのんのんは魔法界と人間界を行き来してるんだ。」

巴瑞季「私も魔法使いだからのんのんに監視されてるのね。」


僕はこの日魔法界の監視役のんのんさんに初めて出会った。


僕「君は誰だ?」

のんのん「初めまして魔法界から来た夢屋 のんのんです。

よろしくお願いします。」


僕「初めまして株式会社 登也社長 西尾 浩太です。

よろしくお願いします。」

のんのん「ところで西尾さんは巴瑞季と美織と生活してますよね。」


僕「そうだよ。今は僕と結婚してるけどね。」

のんのん「まあ巴瑞季と美織は凄く仲良しですからね。」

僕「ところでのんのんさん魔法界から人間界に移住するのか?」


のんのん「私は魔法界と人間界を行き来してます。

何故なら私は魔法使いの監視役ですから。」

僕「監視役か。」


家へ帰ると巴瑞季と美織にのんのんさんに出会った事を話した。


僕「今日昼休みに魔法界から来た夢屋 のんのんさんに出会ったんだ。

夢屋 のんのんさんは巴瑞季と美織の事知ってたけど友達か?」

巴瑞季「のんのんさんなら友達だよ。」


美織「のんのんは凄く面白い魔法使いだけどね。」

僕「僕も初めてのんのんさんに出会った時から面白そうだったな。」

巴瑞季「でしょう。」


木ノ葉「さては西尾さんも夢屋 のんのんさんに出会ったね。のんのんさんは魔法使いを監視してるからそのために魔法界と人間界を行き来してるのよ。

美七穂「木ノ葉さんそこで何してるの?」


木ノ葉「えっ、なんでもないよ。」

萌花「巴瑞季さんと美織さんが凄く羨ましいわ。」

愛美「オシドリ夫婦だからね。」


本江「西尾さんは株式会社 登也の社長さんでしょう。」

桃子「西尾さんは社長になっても私達大海原クイーンズのバックアップするのね。」

利己「西尾さんには感謝しなくちゃいけないね。」


僕も大海原クイーンズには凄く感謝してる。

僕を社長にまで出世させてくれたのは大海原クイーンズのメンバー達。


巴瑞季は休日1人でとある廃屋へ。

この廃屋は元々巴瑞季が両親と過ごした家。

今は荒れ果ててとても住める状態ではない。


巴瑞季「随分荒れたね。この家は元々私がお父さんとお母さんと一緒に住んでた家だけど私の魔法でもリフォームできない事はないか。」

木ノ葉「やってみたら。」


巴瑞季「木ノ葉さん!」

木ノ葉「巴瑞季さんも魔法でリフォームできるはずよ。」


巴瑞季は魔法で荒れ果てた元戸町家をリフォーム。

2時間かかったけど新築そっくりに仕上がった。


美七穂「巴瑞季さんも魔法でリフォームできるのね。」

巴瑞季「私初めて魔法で家をリフォームしたけど。」

木ノ葉「出来はなかなかいいじゃない。」


利己「あれ美織さんは?」

巴瑞季「家で旦那にべったりしてるよ。」

利己「そうなの。」


巴瑞季はせっかく元戸町家をリフォームしたので別荘として使う事に。


僕「巴瑞季どこ行ってたんだ?」

巴瑞季「元戸町家をリフォームしてきた。」

僕「元戸町家、巴瑞季の実家か?」

巴瑞季「そうなるね。」

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