第117話 書いて後悔しないために(私の場合)

「これは面白い作品になるぞ!」

 そう思って書き始めたはずなのに、中盤になって停滞してしまう。

 書いていて楽しいどころか苦痛になってしまう。

 こんな私でも、十代の時にはそんなことを経験したことがあります。

 じゃあ今は後悔することはないのか。

 ありますよ、そりゃ。

 近況ノートにも先日書きましたけどね。


「ついつい書いてしまった」

 という行動に出た時は後悔します。

 プロットも下書きも書かない私の場合、書き始める時はすなわち頭の中に完結まで仕上がっている時です。

 しかし当然ながら、ディテールは決まっていません。そんなに容量の多くない旧型の脳みそなので。


 と、いうわけで書いた直後は後悔してしまった「微熱」ですが、今は後悔していません。

 では、どう解決したのかという疑問が湧いた方は、まだ西野初心者ですね。

 そう。解決なんてしていないんです。

「どうでもいいわ」

 と開き直っただけ。

「どうしよう。書かないほうがよかったかな」

 なんて考える時間はもったいないんですよ。


 季節は幸いなことに梅雨の真っ只中。雨で釣りなんて行く気しねぇって。じゃあ書くかってなる時間が多い。

 とはいえよ。書くものも多いのよ。

 でも、「まあいいか」なのです。

 締切があるわけでもない。一応文フリまでにという目標がありますけど、書けなかったからと言って、他に書籍化させている作品はたくさんあるし。


 そんなわけで、読者の皆さんにはお待たせするわけなのですが、それもあまり気にしていません。

 だって、カクヨムでは沢山の作品が毎日更新されていますもん。あまり読まない私もそう感じているので、よく読まれる方ならもっとそうでしょう。

 私なんて、隔月発行別冊月刊誌とか季刊誌で良いのです。ってくらいの心づもりで行きますよ。


 結局何が言いたいのかって、あまり悩まず、もっと楽しんで書きましょう。書く作業は孤独かもしれませんが、そんな人が多く集まっているので、公開するという行動は孤独ではないのですから。

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