第113話 読者への言い訳
読者への説明ではなく、言い訳的文章。個人的には少ない方が良いと思います。物語世界に没入しにくくなりそうで。
あ、そうか。そう書いて気付いたけど、異世界転生、転移系のラノベのようなものが苦手なのは、終始主人公目線で語られる、読者への言い訳が多いからかも。じゃないかも。一部分ではそうかも。
さて、今回私は「これ書くと『言い訳』っぽいな」というセリフを、最近発表した物語を執筆中カットしました。
「アンチクライマックス8」
なんですけど、連載あるあるで、1~8とPV減っているのに、ある時第1話と最終話だけPVが増える現象もあり、「アンチクライマックス7」より読まれてしまっている可哀想なヤツです。
未読の方、「アンチクライマックス8」を今回のネタには出しましたが、できれば1から読んで頂きたい。
以下コレクションに纏めてありますので。
https://kakuyomu.jp/users/ukizm/collections/16818093072984390483
おかえりなさい。
え? リンクに触れてもいないですって?
ああ、知ってたさ。カクヨムユーザーの92パーセントが近況ノートを含め、文中のリンクをタップしないってデータがあるからな(大嘘)。
それでもみなさん読んだことにして話を進めますが、読んでない方にとっては盛大なネタバレになるので、って断る必要ないか。自作品だし、リンク貼ったし。
そうそう、KAC20248のお題は「めがね」でしたね。
それも踏まえて、カットしたシーンです。
犯人が(名前を書かないあたり、実はネタバレを気にしているようだ)ターゲット(やはり名前を、略)の耳を切るシーンです。
粗探し得意読者なら「めがねが邪魔になるのではないか?」とツッコミ入れるはず。そう、この時ターゲットは重要なアイテム(お題だからね)としてめがねを掛けています。
確かに耳を切り落とすにはかなり邪魔になるでしょう。
そこで、そのシーンで犯人がターゲットのめがねを外さなかった理由を、一度はある人のセリフに盛り込みました。盛り込みましたが、これが私の嫌いな「言い訳っぽい文章」になってしまうのですね。
具体的にカットしたセリフを書きます。これはネタバレだな。回避不能だ。
「だったらめがねはそのままの方が良いだろうな。外してしまうと、自分が誰によって何をされているかボヤけてしまう」
はい、このセリフ。うわあ、言い訳っぽい!
なぜ説明ではなく言い訳になるのかは「粗探ししてくる読者に『こういう理由だと合理性があるでしょ?』」と、筆者が意識して書いているからです。
物語を面白くするため、没入させるため、ではなく。言い訳のために。
まあ、これは私の好みの問題なので、いつもの如く個人的意見。「あ、そうなんだ」と書かれる方々は読み流して下さい。
読まれる方々は「へー、なんか書く人って苦労してるのね」と労ってあげてください。楽しい物語を書くよう精進しますので。
さて、そんなKACで1話ずつ切り離されて、続けて読むのに読みづらい「アンチクライマックス」ですが、カクヨムではひとつに纏めず、電子書籍化しましたので(書き出しお題は私の文章ではないので書き直しています)、私のプロフィール→Xを辿ってAmazonでどうぞ。
あ、ダメダメ。Xアカウントはプロフィールから消したんだった。名前が違うから。うーん、Amazonのリンク貼っちゃう? 運営から怒られる?
怒られそうだから辞めよ。Xの投稿ならワンクッション置いてセーフだな。
https://x.com/yuu_kawachi/status/1773313215793135718?s=46&t=MMlHAsoy0-AeaRBakuvNWg
はい、以上宣伝でした。って言うのもNG?
はい、以上解説でした。
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