第19話 第三・四ステージ

『プレイヤーの攻撃』


 俺と佑はまた水龍を使い攻撃する。アユタはガルガーノの剣しか無さそうなのでそのままそれを使う。


 ドロドローバは後ろに倒れ、HPが残り1/3まで下がる。


『ドロドローバの攻撃』


 ドロドローバはグワッと大きくなり、覆い被さるようにアバターの3人を包んでバンッと被せ倒す。

 前の攻撃よりも強い攻撃だ。

 アユタへの体の衝撃も強くなってる。


 自分達のHPを確認すると、今度はアユタのHPがほとんど無くなってる。


 俺:「どうする?何かHP回復するアイテムは無い?」

 アユタ:「んー、“星に願いを”か“秘薬”かな?」

 佑:「使えるもの使った方がいいよね。」


 アユタはまず“秘薬”を選ぶ。

『自分が飲む・敵に飲ませる』

 の2択だ。


 アユタ:「これは、飲んでみないとどうなるか分からんやつ。」


 一旦やめて、今度は“星に願いを”を選択する。


 『HPの回復・敵の攻撃1回休み』

 アユタ:「あった!これだ。」


 アユタ:「敵の攻撃1回休みもあるけど…。」

 俺:「1回休んでも確実に倒せるか分からない。自分のHP回復しといた方がいいと思う。」

 アユタ:「そうだな。」

 アユタはHPを回復した。


『プレイヤーの攻撃』


 俺:「今度倒せるといいな。」

 佑:「うん。」

 俺:「次はちょっと杖を回してみる。攻撃、変わらないかな?」

 佑:「分かんないけど、やってみよう!」


 俺と佑は“水龍の杖”をクルクル回してドロドローバに向かって突き出す。

 すると、さっきは真っ直ぐ向かっていったのが、今回はグルグルとトルネードのような動きでドロドローバにアタックする。

 

 ドロドローバにヒットし、HPは空になって、倒れて消えた。


 『プレイヤーの勝利!

 10,000コイン獲得!』


 俺:「やった!振り方変えたら攻撃変わった!すげぇ!」

 佑:「勝った!良かった!」

 アユタ:「2人共サンキュー!助かった!」


 俺達は勝利を讃え合う。


 そして次のステージへ進む。


 次の部屋に入るとまた入り口の鍵が閉まる。


 『敵の出現』


 口から火をく三頭の龍だ。

 大きさもかなりでかい。


『第四ステージ : スリーヘッズン 属性〔火〕』


 俺:「火に強いのは水だから、オレはこのまま“水龍の杖”だ。それから、“雨ガッパ”から“チェストプロテクター”に変更する。」

 佑:「オレも“水龍の杖”と、“防御マント”。今度も多分防御してくれるだろう。」

 アユタ:「オレは“雷剣”しか無いなぁ。効けばいいけど。」


 準備オッケーだ。


『プレイヤーの攻撃』


 俺と佑は杖をクルクル回して振り下ろす。

 アユタは大きく振りかぶって、雷剣を振り下ろす。

 水龍はトルネードでアタックだ!

 アユタの雷剣もちゃんと打撃が入る。


 スリーヘッズンのHPはいきなり半分近くまで下がる。


 俺:「やった!アイテムが属性に合ってるから、今回は大丈夫だな!」

 佑:「うん!水龍のトルネード、最高だ!」

 アユタ:「オレの雷剣も効果あり!」


 俺達はちょっと楽勝モードになる。


『スリーヘッズンの攻撃』


 スリーヘッズンは、火を噴きながら3つの頭をグルグル回し、俺達のアバターを頭からパクッとかぶりつく。


 俺:「はあ⁉︎かぶりついた!」

 佑:「えー⁉︎普通、火を噴く攻撃なんじゃないの?」

 アユタ:「そうきたかー!」


 チェストプロテクターも防御マントも効いてない。

 俺のHPは1/4まで下がる。

 佑とアユタは2/3ほどまで下がる。


 俺:「あと1回食べられたら終わりだな、俺。」

 佑:「今、大聖も“星に願いを”使った方がいいんじゃない?」

 俺:「うん…、でもさ、微妙。俺“復活の呪文”持ってるから、もう一回攻撃されてからにしようかな。」

 佑:「攻めるね。」

 俺:「なんか、持ちアイテム少ないしな。」

 アユタ:「…今度さ、敵の攻撃の時、逃げてみるか?」

 俺:「お!そうだな、それいいかも!」

 佑:「やってみる!」




 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る