第3話 たっくんモテモテ!?チア部のみんながアピールしててぴえん
学校が始まっておよそ二週間。いつものようにチア部の朝練に行くうちは今日もたっくんに弁当を作ってもらってた。いつものように家を出て部活の朝練をおえて教室に戻ってくると、あいちゃんを抱っこしたたっくんが囲まれてたの。
あお「ただいまー!」
明里「おつかー!」
あい「きゅぴー!」
たく「お姉ちゃんが帰ってくるととっさに飛んでるなぁ」
あお「おはよう!あいちゃん!今日もかわいいでちゅねー」
あい「あい!へへぇ」
あいちゃんに癒やされながら授業を受けてたうちら5人は、お昼にたっくんを取り囲んでご飯を食べたの。
たく「あいちゃんにご飯やるかぁ」
あい「へへぇ!あい!」
あお「うちがあげたい!」
たく「ありがとう。じゃあ頼むわ」
あお「うん!あいちゃんおいで!」
あい「きゅぴー!あい!」
あお「その間にさ、あかと瀬奈自己紹介しちゃいなよ!」
明里「あそうだね!自己紹介がまだでしたっ・・・。はじめまして!
瀬奈「わたし、
あお「たっくんも自己紹介しちゃいなよ!」
たく「俺?」
瀬奈「ぜひ!」
明里「お願いします!」
たく「んじゃあ・・・改めまして。琴乃匠15歳愛央と誕生日は同じだけど俺のほうが産まれ4時間早い。料理はまだまだ、髪をいじるのは好き。動画編集と乗り鉄が本業。あと俺極真1級。以上」
明里「かっこいい!」
瀬奈「こんど匠さんの稽古風景見せてください!」
あい「あー、あー!」
たく「あそれからこの子はあいちゃん。本名、琴乃愛華。まだ1歳だけどなんか空を飛べる不思議っ子。愛央のポンポンでたまーに遊んでるけど基本はなんか俺の昔使ってた電車のおもちゃで遊んでるかな」
あい「きゅぴ〜♡あー!あー!へへぇ」
瀬奈「あいちゃんって可愛いね!」
明里「それな!あかだっこしてみたい!」
あお「それ今度ね。ねーあいちゃん、お昼寝する?」
あい「や!」
たく「じゃあこれ見せとくか」
あい「ぎゅぴー♪」
あお「あかと瀬奈、明日うちでたっくんの自主稽古見せてあげる!」
瀬奈「ま!?」
明里「3人でチアユニ着て応援しに行こっ!」
たく「ったく・・・」
あお「たっくん♡(´。>ω<)ぎゅ〜っ♡♡♡」
たく「明日10時か・・・はー、だる」
そんなことを言いつつ、放課後になった!あいちゃんとたっくんは先に帰って、あかと瀬奈、それからうちはチア部の練習をしてから帰ったの。家に帰ると甘い匂い。たっくんもしかして・・・♡
たく「気づいたなぁ?今日はマカロン10個!食いな!」
あお「やった~!」
たっくんはマカロンを作って待ってた!美味そう!
部活疲れのうちに甘い物♡たっくんありがとっ♪
翌朝たっくんは朝4時から走り込みに行っていた。うちは部屋の中でポンポンを手に握りしめて祈ってた。「たっくんなら必ずできる」って思って。走り込みが終わって、たっくんはパソコンを開きながら瀬奈たちに愛央がどう勝てるかってのを考えてたらしいの。うちは普通に応援するのに・・・。
あお「なんかモヤモヤする・・・」
たく「取られちゃやだっておもってんだろ」
あお「うん・・・」
たく「『お守り』作ってやろっか」
たっくんの言うお守りとは、チアのときに絶対勝てるハーフアップのこと。うちはたっくんを取られたくないし、ここはたっくんにお願いすることにしたの。
あお「たっくん、つくって」
たく「あいよ」
たっくんはそう言うと細いゴムを一個右手に持って、ハーフアップを作ってくれた。たっくんのハーフアップって、ポニテ風になってすごい揺れる。踊ってる時にふわってするのがすごい可愛くてうちはお気に入り♡
あお「たっくん、すごいふわふわってしてる」
たく「他の子に俺が取られるとやだろ?だから俺がかなり本気でやってるわけ」
あお「たっくん♡しゅき♡」
たく「あっそ」
うちがハーフアップを作り終わったあと、瀬奈と明里がきたの。うちはたっくんを渡したくない!!
瀬名は白のプリーツスカートとブルーのブラウス、それにいつものツインテールを作ってきた。明里はお母さんに編み込んでもらった髪に黒のティアードワンピースを合わせてきた。うぅ、ふたりともレベル高い・・・。そう思ってるとたっくんが話しかけてきた。
たく「ばか。緊張すんなって。お前はお前で可愛い服着てくればいいだろ」
愛央はたっくんの言葉に勇気づけられて、明里と瀬奈に対抗できる可愛いベージュのチュールスカートとブルーの薄いニットを着たの。たっくんさすが、コーデ選びはセンスあるね!
あお「どーん!」
たく「おぉ、いいじゃん」
あお「この中で一番誰が可愛い?」
たく「瀬奈さんと明里さんが愛央に似てるんだよなぁ・・・」
瀬奈「ほんとですか?」
たく「うん・・・」
明里「あかも似てますか!?」
たく「似てる」
あお「でもうちはたっくんと服選んだしたっくんが好みのわたしだよ!?」
たく「だから愛央」
あお「きゃー!たっくん大好き!」
たく「でも応援の可愛さがもっと高いからな」
あお「うん!」
そのあとうちらは3人で応援しまくった!たっくんには結局判断できず、引き分けに終わっちゃったけどね。
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