呪われた魔法の木

区隅 憲(クズミケン)

呪われた魔法の木

  ある所に魔法が使えない村がありました。その村は魔法が使えないことで文明の発達が遅れています。しかしある日、その村に1人の魔女が訪れます。


「この魔法の木の苗はいらんかねぇ? この魔法の木が大きくなれば、たちまち村のみんなが魔法を使えるようになるよぉ。魔法の木はいらんかねぇ?」


 魔女がそう呼びかけているという伝言を聞くと、村長は早速魔女を屋敷に呼びます。そして魔女と魔法の木の苗の商談を始めたのでした。


「本当にその木が成長したら我々も魔法が使えるようになるのかね?」


 村長は興味津々に魔女に尋ねます。


「ああそうだとも、この木が大きくなれば本当にみんな魔法が使えるのさ。炎の魔法、水の魔法、風の魔法、土の魔法。どんな魔法でも使えるようになるよ。


 でも一つだけ気をつけなきゃいけないことがある。それはこの木が魔法の木であると同時に呪われた木でもあるということさ」


 魔女の言葉に村長は驚きます。


「何、呪いだって!? その呪いというのは一体どういうものなんだ!?」


 魔女は不気味に笑いながら答えます。


「ヒッヒッヒッ。それは私にもわからないよ。何しろこの魔法の木は最近発見されたばかりだからねぇ。呪いにかかると、様々な災いが人々に齎されると言い伝えられている。どんな呪いがかかるのかは誰にもわかりゃしないよ」


 魔女のおどろおどろしい説明に、村長はゴクリと唾を飲み込みます。


「とにかく呪いにかかりたくなかったら、この木を大事に育てなきゃならない。慎重に、優しく、決して傷をつけるような真似をしてはいけないよ。もしこの木を傷つけるようなことをしたら、忽ちその木の近くにいる人間は呪われてしまう。


 そして恐ろしいことにこの呪いは人から人へとどんどんと移ってしまうんだ。呪いがかかった人間には、決して誰も近づいてはいけないよ」


 魔女はまたヒッヒッヒッと笑いました。


「さあて、どうだい? お前さんはそれでもこの魔法の木の苗がほしいのかい? この苗は呪われた悪魔の道具さ。それでもお前さんたちは魔法を使えるようになりたいのかい?」


 魔女の脅しつけるような言葉に村長はしばし考えます。その呪いがどれほど恐ろしいものなのか決して計り知ることができません。けれどやがて村長は決心し、口を開きます。


「わかった......その魔法の木の苗を買わせてもらおう。我々の村は今廃れかかっている。他の村の発展に置いてけぼりにならないために、何としてでも我々は魔法を使えるようにならなければ」


 そう村長は決断し、魔女から魔法の木の苗を購入したのでした。



********



 魔女が村を去った後、村長が魔法の木の苗を買ったことは瞬く間に村中で噂になりました。その木が大きくなれば魔法が使えるということや、その木が呪われた木であるということ。


 村の人々は不安になりました。確かにみんな魔法を使えればどんなに素晴らしいことかと期待を膨らませております。けれど呪いが起こったらどうなるのか誰もわかりません。そんな不穏な空気の中村長は村人たちに呼びかけました。


「誰かこの魔法の木を育ててくれる者はいないか?」と。


 その申し出に誰も名乗りを上げません。みんな呪いが自分に降りかかることを恐れているのです。そんな中村長は村で一番貧乏な村人に目をつけました。その村人は夫婦であり、妻のお腹の中には子供が宿っております。これから生まれてくる子供のために、何としてでもお金が入用となるのです。村長はその貧乏な家族に声をかけました。


「なあ、君たち。この魔法の木の苗を育ててくれないかね? 魔法を使えればもっといい暮らしができるようになるよ。火の魔法を使えれば、料理も簡単にできるようになるし、水の魔法を使えれば、いつでも清潔な水を飲むことができる。なあ、この魔法の木の苗を育ててみないかね? 報酬はきちんと支払うよ」


 村長は貧乏な家族に詰め寄ります。けれどその夫婦はなかなか首を縦に振りません。この夫婦も呪いのことを恐れているのです。


「なあに、心配することはないさ。この魔法の木に呪いがあるといっても、この木を大切にさえすればいいんだ。傷つけないように、傷つけないように。それさえ守っていれば決して君たちは呪いになんてかからないよ。君たちが大事にこの魔法の木を育てれば、絶対に君たちは安全なんだよ」


 村長は貧乏家族を説得にかかります。何度も何度も「呪いになんてかからない」「絶対に安全だよ」という言葉を繰り返します。その村長の甘い言葉に夫婦が悩んでいると、やがて村長は莫大な金を目の前に用意してみせます。その金額はそれはそれは村人の誰もが羨むような桁違いのものでした。貧乏夫婦は金に目を眩ませ、ついに魔法の木を育てることを承諾したのでした。



*******



 貧乏夫婦が育てた魔法の木の苗はすくすくと育ち、立派な魔法の木になりました。そして村人たちは魔女が言っていた通り、魔法が使えるようになりました。そして彼らは豊かな生活を手に入れることができたのです。


 火の魔法を使って、あっという間に料理を完成させたり、水の魔法を使って、飲み水を確保したり、風の魔法を使って、村の行き来が簡単になったり、土の魔法を使って、栄養たっぷりの作物を作ったり......


 やがて村はみんなが魔法を使える土地になったことで、次々と他の村から人々が移住してくるようになりました。そして村はどんどんと大きくなっていき、町へと発展しました。町の人々は仕事をするにも家事をするにも、どんな時でも魔法を使わない時がありません。みんな魔法を使って生活を営むことが当たり前となっていました。


 魔法の町の町長になった元村長は、そんな町の発展を見てほくそ笑みます。


「ああ魔法とはなんて素晴らしいものなんだ! あんなに小さかった村がここまで大きくなるなんて最初は予想だにしなかった! やっぱり魔法の木を育てて正解だった!!」


 町長は喜びの声を上げ、そしてどんどんと魔法を使って町の開発を進めていったのでした。



*******



 町の人々が幸福の絶頂にいる最中、ある夜の日、魔法の町に嵐が訪れました。その勢いは凄まじく、誰も外に出ることができません。町の人々は家の中に避難して、嵐が過ぎ去るのを待っています。暗闇の中ベッドで毛布を被り、ガタガタと震えながら自分の無事を祈り続けます。


 やがて夜が明けると、その祈りの通じたのか、嵐はすっかり町から去っていきました。町には燦々さんさんと太陽の光が降り注ぎ、きれいな虹もできておりました。町の人々はほっと一息をつき、日常へと戻っていきます。皆火の魔法を使って朝ごはんを作り、風の魔法を使って仕事場へと出勤します。町はいつものように魔法を使う人たちで溢れ返っておりました。


 ですが昼頃になると、突然異変が起こります。何と誰も魔法を使えないようになってしまったのです。料理人は火の魔法が使えなくなり料理ができず、運搬屋は風の魔法が使えなくなり荷台を運べず、そして農家は土の魔法を使えなくなり畑を耕せなくなります。


 町の人々は全員自分の仕事ができなくなり、大混乱に陥ったのでした。町の緊急事態を知らされた町長は、急いで貧乏夫婦が管理している魔法の木にまで走っていきます。風の魔法が使えないことでぜぇぜぇと息を切らします。そして貧乏夫婦の家の前まで着くと、町長は愕然とします。魔法の木はぽっきりと折れ、地面に無惨な半身が横たわっていたのです。



******



 町長は慌てて町の人々に命令して、かつて村に訪れた魔女を探させました。皆風の魔法が使えないので徒歩で各地を旅します。歩みはのろのろとしてかなり遅く、魔女の捜索はとても難航しました。


 魔法が使えないまましばらく日数が経つと、町には異変が起こります。それは魔法の木の管理をしていた夫婦が謎の病気にかかってしまったことです。生まれたばかりの子供はすぐさま死に絶え、妻のお腹の中にいた第ニの子供も流産してしまいました。その情報を聞いた町の人々はすぐさまその原因に思い当たります。


「これは魔法の木の呪いに違いない。魔法の木が嵐で折れてしまったからあの夫婦は病気になったんだ」と。


 町の人々の噂は瞬く間に広がり、皆恐怖に陥りました。それは町長も同じでした。町長は町の人々に命令します。


「あの病人の夫婦どもを町から追い出せ! 呪いが町中に移ってしまうぞ!!」と。


 しかし町の人々はなかなか行動に起こせません。夫婦に近づいて呪いが移ってしまうことを誰もが恐れていたからです。そこで町の人々は遠くから夫婦の家へと石を投げ込みます。


「出て行けっ!! この汚らわしい病人どもめ!! 町からさっさと出て行けっ!!」


 町の人々は貧乏夫婦を罵倒し、どんどんと家に石を投げ込みます。病気になって出歩くことすらできない夫婦は何も抵抗することができません。ベッドで寝ていた夫婦の頭に何度も石が当たり、夫婦は血まみれになります。


 やがて1人の町人がとうとう夫婦の家に近づき火をつけました。辺りには朦々と黒い煙が立ち込めます。けれど夫婦は病気のせいで外に逃げることができません。ベッドの中病気の熱に浮かされながら、炎がどんどんと夫婦の元に迫ってきます。それでも夫婦は動くことができず、やがて炎が夫婦の体を焼け焦がします。


「ギャアアアッッ!!」


 甲高い男女の声が町の空に響き渡ります。町の人々はその悲痛な声を聞き、ハハハッと嘲笑いをしました。


「ざまあ見ろッ!! この汚らしい呪われた病人どもめっ!! お前たちが金に目が眩んで魔法の木を育てたから悪いんだ!! 魔法の木の呪いが起こったのも全部お前たちの管理が甘かったせいだ!! お前たちがちゃんと魔法の木を大事にしなかったからお前たちは死んだんだ!! 魔法を使えなくしやがって!! お前たちが死んだのも当然の報いなんだ!!」


 町の人々は顔を歪め、焼け死んだ夫婦を何度も何度も責め立てたのでした。



******



 その後、町の人々の捜索により、隣町でやっと魔女を見つけることができました。町長は早速魔女を町に呼び寄せ、屋敷で質問を投げかけます。


「なあ、魔女さん。あの呪われた魔法の木のことなんだが、あれはどうしたらいいんだ? ポッキリと木が折れてしまった今、あれは今でも呪いを振りまいているのか? なあ魔女さん。我々は嵐が来て木が折れてしまうなんて想定だにしてなかったんだ。あの木の呪いを解くことはできるのか?」


 情けなく助けを求める町長に、魔女は嘲笑います。


「ヒッヒッヒッ。残念だけど一度魔法の木の呪いが起こったら二度と終わることはないよ。言っただろ? 魔法の木は最近発見されたもので誰も何もわかっていないって。呪いを解く方法は未だ見つかっていないんだよ。できることといえば、せいぜい呪われた魔法の木には近づかないことだね」


 魔女の取り付く島もない回答に、町長は落胆をしてしまいます。


「さて町長さんや、それでお前さんはこの魔法の木の苗をもう一度買うのかい? この魔法の木は確かに呪われている。でもこの木がなければお前さんたちは魔法を使うことができない。さあどうするんだい町長さん。お前さんはこの魔法の木の苗が欲しいのかい?」


 魔女は魔法の苗を目の前でかざし、町長に問い詰めます。町長はしばらく答えに逡巡しますが、ついには口を開きました。


「......買わせてもらおう。この町は魔法があったからこそ、ここまで成長できたんだ。今更魔法のない生活になんて我々は戻れない」



******



 新しい魔法の木の苗は、町で二番目に貧乏な家族が育てることになりました。町長はその家族にまた莫大な金を渡します。魔法の木の苗はすくすくと育っていき、また誰もが魔法を使えるようになります。


 ですが問題が起こりました。それは魔法の木を町で育てることに反対する人々が現れたことです。


「私たちの家を返せーッ!! 私たちの暮らしを返せーッ!!」


 かつて焼け死んだ貧乏夫婦が暮らしていた周辺地域では、魔法の木の呪いを避けるために立ち入り禁止になっていました。その際に魔法の木の周辺に住んでいた人たちも立ち退きを余儀なくされたのでした。


「私たちの生活を奪った呪いの木を育てるのを止めろーッ!! 人殺しの木を町に植えた町長を許すなーッ!!」


 町の人々は町長の屋敷へと集まってきます。皆殺気立ち、目をギラギラとさせています。やがて町長は屋敷の扉から出てきます。すると町の人々は一斉に火球を手のひらに立ち上らせ、それを町長に向かって飛ばさんと身構えたのでした。ですがそんな殺伐とした空気の中、町長は毅然として弁舌を始めたのでした。


「聞けッ、皆の者! お前たちが魔法の木を否定することは、お前たち自身の生活を脅かすということだ! お前たちが今美味しい料理を食べられるのは火の魔法を使えるからだ! お前たちが今綺麗な水を飲めるのは水の魔法を使えるからだ! お前たちが今簡単に町と町の行き来ができるのは風の魔法を使えるからだ! お前たちの生活は全部全部魔法の木があったからこそ成り立っているのだぞ!


 今植えられている魔法の木を切り倒してみろ! お前たちの豊かな生活は忽ちなくなってしまうぞ! 冷たい料理しか食べることができず、汚い水しか飲めなくなり、町の行き来も自らの足で移動しなければならなくなる! お前たちはその生活を受け入れられるのか!? お前たちは魔法を捨てられるのか!? 今私を殺そうとするのにも魔法に頼っているお前たちが、魔法を否定することができるのか!? お前たちのしていることは全く矛盾している!! 魔法があるからこそお前たちは今を生きることができているのだぞ!!」


 町長の厳かな演説に町の人々は黙り込んでしまいました。やがてみんな炎の魔法を町長に向けるのを止め、屋敷の前から去っていったのでした。



*******



 魔法の木が成熟し、町の人々が魔法のある生活を取り戻していく最中、ある日また事件が起こりました。貧乏家族が育てていた魔法の木を少年が炎の魔法で燃やしてしまったのです。


「おい貴様ッ! 何をやっている!!」


 町の警備員が少年を捕らえました。他の警備員は水の魔法で消火活動に当たりましたが、もはや火の勢いは凄まじくどうしようもありません。消火が終わった頃にはすっかり魔法の木は灰になっていました。


「おい貴様ッ!! 何故こんなことをしたッ!! 何故魔法の木を燃やしてしまったんだ!!」


 警備員は青ざめた顔で少年に叫びます。


「うるせぇっ!! 俺は知ってるんだ!! 魔法の木には寿命があって、俺たちが将来大人になった頃には魔法も使えないただの呪いの木になるってな!! ふざけんじゃねぇよクソが!! どうしてお前ら大人の世代だけ魔法が使えて俺たち子供は呪われなきゃならねぇんだよ!!」


 少年は喚き散らし、自暴自棄になります。大人たちはそんな少年を殴りつけ怒ります。


「この犯罪者がッ!! 訳の分からないことを言いやがって!! 大切な魔法の木を燃やしてただで済むと思っているのか!! お前はとんでもないことをしたんだぞ!!」


 警備員たちに押さえつけられながらも、なおも少年は怒鳴り声を上げます。


「とんでもないことをしたのはお前ら大人の方だ!! 魔法の木は一度植えると、呪われてるせいで永遠に町から撤去することができないんだ!! クソがッ、クソがッ!! お前たち大人だけ魔法を使ってぬくぬくと生活を送りやがって!! 俺たち子供は永遠にお前たちが作った魔法の木の呪いを受け続けなきゃならねえんだぞ!! ふざけんなクソがッ!! どうしてお前らが勝手に植えた呪いの木の問題を、俺たち子供が後始末しなくちゃならないんだ!!」


 少年の叫ぶ主張に、大人たちは意味を理解できずにいます。やがて大人たちは土の魔法で岩を作り少年の頭を殴ります。少年は気絶してしまいました。


「とにかくこいつを逮捕しよう。魔法の木が燃えてしまった今、俺たちも呪いにかかってしまうかもしれない。早くここから離れないと!」


 そしてその区域の人々は避難を余儀なくされたのでした。



*******



 やがて町長の元に魔法の木が燃やされたという情報が知らされ、町長は再び町の人々に魔女を探すように命じました。町の人々が風の魔法も使えず旅を続ける中、苦労の末魔女を見つけることができました。


 けれど町長は魔女との商談の席で困ってしまいます。それはお金についてです。度重なる高額な魔法の木の苗の購入、魔法の木の苗を育てさせるための莫大な報酬の支払い、そして町の人々を避難させ新しい住まいを提供する住宅費......


 魔法の木に関する諸費用はそれはそれは膨大なものに膨れ上がってしまい、町長はもはや新たな魔法の木の苗を買えるだけのお金が残っていなかったのです。町長は何とか安値で購入しようと魔女に交渉を持ちかけます。魔女はその値切りを頼み入る町長を見て、ニヤリと笑いました。


「それならそうだね。もしお前さんがどうしても魔法の木の苗が欲しいというのなら、この町中に魔法の木の苗を植えてくれないかい? その条件ならタダで魔法の木の苗をやってもいいよ」


「えっ?」


 町長はその破格の条件に思わず戸惑いの声を上げてしまいます。


「実を言うとね、私が住んでいる魔法の国では、人々の生活を成り立たせるために莫大な魔力を消費してるんだ。そのためにたくさんの他の地域から魔力を供給してもらう必要があってね。魔法の木の苗をたくさん植えて、私が住んでいる国へと魔力を送ってもらうんだよ。


 どうだい? もしお前さんたちの町が私たちの国に魔力を定期的に売ってくれるなら、魔法の木の苗を譲ってやろう。お前さんたちは金も魔法も手に入れられて一石二鳥というわけだ」


 魔女の甘い言葉に、町長は目眩がします。金と魔法、それは今この町が最も欲しているものでした。魔法の木が呪われたものだということは十分に理解しています。けれど町長は、そして町の人々は、一度味わった魔法の力を永遠に忘れることができないのです。魔法なしではもはや生きていけない。それは誰の胸の中にでも巣食う欲望なのでした。


「わかりました......あなたの条件を受け入れます。魔法の木の苗を町中に植えて、あなた方の国へ魔力を送りましょう。それで我々の町は、また豊かな生活ができるようになる」


 その魔女との商談が成立すると、やがて町は魔法の木の苗で溢れかえったのでした。

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