ACT.22 『バッカス・ダイブ』



炎花ほのか対フレア-


常軌を逸した行動を取らなければ、VAKKKAS-CODEを書き換えることなど不可能なのだ。一か八かに賭ける。否、100%の勝算がなければ、自身の腕を捨て去ることなどできない。


「例え、姉さんであろうとも。倒すことが手向たむけ!」

「私の右腕。あげるから」

炎花の大人びた顔が、より大人びて見えた。




炎花、ランサーブレイドで、自身の右腕を切断!



無感情なはずのフレアの瞳から、一筋の涙...。



炎花ほのかとフレア。お互いのヘッドカーチャーを通じて、深層心理が具現化する。



一瞬、フレアのVAKKKAS-CODEが解除された。

「炎花...。ありがとう」

やまいに負けないで...。」



肝が据わっているのは、やまいの賜物か。

全く否な言い方だ。

それでも、その気の炎花。



「その言い方。嫌いじゃないよ」

炎花がキラリと笑った...。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る