ACT.20 『るる花・声燃えて...。』
るる花がその特殊な空間に、炎花を追い込む。
炎花特有な自然な動きができない。
「やられる。ここまでか?」
眼を細める
一気呵成!
『ブリリアントアロー‼』
るる花、花の光弓で
確かに、るる花が放った光の矢が炎花の胸を貫いたかのようにみえた。
しかし、その時。
既に、炎花のサイキックマリオネットが自動で起動していた。操作などしていない。
マリオネットが、炎花の身代わりとなっていたのだ。
まだ、その事にるる花は気づいていない。
「やった!炎花を 炎花を倒したぞ!」
長い間、言葉を失っていたるる花が喋れたことに、ライラが驚く。
「るる花、よく見ろ!」とライラが叫んだ。
「何、炎花が二人⁉」
何かが突き刺さる音、表音化できない音が。その時、るる花が自分の胸に、炎花のランサーブレイドが刺さっていることにやっと気づく。
自然と涙が零れると同時に、ライラに向かって微笑むるる花。崩れるように倒れこむ。そして、花の髪飾りが粉々に散っていく。
ライラの戦意が頭の中で沸騰する。
ライラ、炎花を鬼神の如き顔で睨みこむ。
ACT.24 『るる花・声燃えて...。』終
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。