第7話

高校は私立も府立も両方合格した。中3で転校して来て、それで高校受かるんやから、自分けっこう偉い!

高校生になったら、たかなしさんと付き合いながら、いつか占いのこと話そうかなって思ってたら、自分は府立の高校に進学することに決めたけど、たかなしさんは結局、私立の女子高のほうに進学するようだ。

いつか、また、たかなしさんに会いに行って、占いのこと話したいなあ。高校生になったら、ちゃんと聞いてくれるんちゃうかな。

いや!中学生の間に言ってしまおう!卒業式の日に言おう!そう決めて、卒業式の日に、たかなしさんに、小学生の時の占いの話をした。占いのお姉さんに、結婚相手を聞いたら、たかなしさんと同じ名前を言われたことを。そしたら、たかなしさんは、最初めっちゃ驚いてたけど、そのあと、笑い出して「うちも、小学生の時に家族で、愛媛県の松山市に旅行で行ったことあって、、その時、商店街でやってた占いで、占いのお姉さんに結婚相手を聞いたことあって、そこで教えてもらった名前をメモして、ずっと自分の机の引出しに入れて、しまって大切にとっといたんやけど、自分4月のはじめに、この中学に転校して来たやんか~、その時に、占いで聞いてた名前と、まったく同じやったから、ほんまにびっくりしたわぁーっ!...めっちゃ嬉しかったけど...」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

占い ヤッキムン @yakkimn

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ