皆との食事会
そうして机を完成させ、二人の料理をベル達と共に運び出す。
料理を机に置き終え、最後の料理を運び終えるとウルスラとカノンやノウェム、エレナ達が現れる。
こちらに食事するという事でラナーク達にはあらかじめ伝えておいたのだ。
「おう、来たな」
「ご相伴に預かりに来たわ」
「うまそ~」
「うむ」
彼女らを席に案内すると、精霊達は自己紹介を始める。
「ラナークです!! 趣味はご主人の寝顔を観察することです!!」
「要らんこと言うな、後お前そんなことしてたのか?」
「えぇ、毎晩ご主人の寝顔を見るのが私の楽しみなのです!!」
道理で最近、夜中に誰かに見られている気がしたがこいつだったのか。
もうこいつ、寝るとき箱から出られないようにしてやろう。
「もういい、次」
「れ、レティシア……です……えっと、趣味はラナちゃんと一緒にお兄ちゃんの寝顔を見る事……です」
「お前もか!?」
流石にレティシアは想定外だったので少し面を喰らってしまった。
レティシアは怒られたと思ったのか、はぅっとびっくりした声で僕を見てくる。
「ま、まぁいい……次」
「はいは~い、ベルだよ~。 趣味か~、お散歩かな~」
そうそう、そういうのだよ。
「レインよ、趣味は特にないわ」
「え~、本当に~?」
「本当よ!!」
ベルの言葉に反論すると、次にミリアが立ち上がり自己紹介をするのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます