魔道具
「ふぅ、おいしかった~!」
「ごちそうさまでした」
「最高のご馳走でしたのです~」
お腹を擦りながら三人は満足そうな顔で椅子の背中にもたれ掛かっている。
しばらくして彼女達は僕にお礼を言って訓練場に戻った。
皆が戻った後の後片付けを行う。
袋から防水の袋を取り出す。
これは僕が投影で
この蜘蛛糸の特徴は水に対して凄い耐性を持っていることだ。
この蜘蛛は名前の通り水中に住む魚を主に主食にしている蜘蛛だ。
まるで漁業をするかの如く糸を水中で張り巡らせ、獲物を狩るのだ。
袋に食器を詰め込み終わり閉めると、袋に書いた術式に手を当てる。
この術式は魔術の類だ。
魔法と魔術の違いは定義が曖昧で術式と呼ばれる文字や依り代を使ったものを魔術
自身の魔力で作り出すのが魔法とされている。
一から作るか作られた物を経由して作るかだ。
その両方で出来たものは魔術法か魔法術と読ばれている。
術式に魔力を流すと術式が蒼く光り、袋の中がボコボコと音を立てている。
中では水渦という魔法術で中の術式に魔力を流し込むと発動する仕組みだ。
そしてしばらくして水を入れている蓋を外し水を下に流し込み、替えながら洗う。
そしてピカピカになったびしょ濡れの皿を吹き、食器用の鞄の中に入れてバッグに入れた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます