48話
恐らく降臨魔法で召喚した類だろう。
教会にはそのような魔法があると聞いたことがある。
天使は複数いる。
神>大天使>天使の順番で天使は複数いるが、大天使はこの世界で四人とされている。
それぞれの波長に合うものがその降臨対象となる。
特に大天使は波長の合うものは過去四人あったようだが、過去全て一日と持たずに消滅したといわれている。
降臨魔法は寿命を削る。
天使は対して影響はないが、大天使となれば人の身に降ろすのは寿命を大幅に削る。
なので降臨魔法は教会では禁止されていると聞いていたが……。
「降臨魔法は教会では禁止されているはずだが?」
「表向きは、ですけどね」
大天使の降臨実験は水面下で続いていたってことか……。
「じゃあ、何の用かな?」
天使が教会以外に現れるとき、世界の終焉もしくは反逆する者の前に現れるといわれている。
その中でも過去四度大天使が現れた時は国が滅びかけた大事件として今でも語り継がれている。
天使は僕とノウェムを見る。
「元勇者レウル、大魔導士ノウェム……あなた方に忠告しておきます」
「忠告? 聖剣を持たない元勇者にか?」
「えぇ、貴方はもう舞台には必要ない。 これ以上勇者の物語≪舞台≫を邪魔しないで頂きたいのです」
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