22 結果

「初めまして、僕はレウル……この屋敷の管理人をしている。 皆、よろしくな」


 僕がそう言うと、3~14歳くらいの少年少女達が「よろしくおねがいします」

と元気よく挨拶してくる。

 総勢23名、現在僕が預かれる数の限界だ。

 魔族の3歳くらいの見た目と言っても魔族は人族の約二倍は生きていると言われている。

 大体魔族の平均寿命は200歳前後だ。

 それでも人と魔族でも例外はある。

 魔王等、強力な魔力を持った奴は、その魔力が大きければ大きい程長生きする。

 

「それじゃあ、皆案内するから、年上のお兄ちゃんお姉ちゃんと手を繋いでいこうね」


 そう言うと、10~14歳くらいの少年少女たちは小さい子達の手を繋ぐ。

 一人余るが、この中で一番しっかり者で他の子がはぐれないように監視してもらう役目としてあらかじめ案内は済ませてある。

 皆の遊ぶ場所と食事処と屋敷を案内する。


 この屋敷は来客用にと元々、住み初めの頃から建てていたのでそう時間はかからなかった。

 真ん中は広場になっており、噴水などを作る予定だったが子供たちが遊べるように更地に変更した。

 


「以上で、ここの案内は終わり、次は二人一組で暮らしてもらう」

 

 この屋敷は二人一組で暮らす為、部屋の発表をする。

 ウルスラから前もって決めてもらい、それに沿って僕は部屋分けを発表した。

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