ベッドサイド
就寝中に寝がえりを打つ。振った左手に何かが触れる。
ガサガサとした無機質な感覚。
私ベットに何を置いてたかしら?と細い意識の中で思案するが昨夜
何かを置いた記憶が無い。
重い瞼をうっすら開けると、緑色の顔をした女が長い髪の間からこちらを見て笑っている。
ボッと弾けるように心臓が跳ねると同時に反対に寝がえりを打って瞼を固く閉じる。頭の中で今見たものが何なのか見当を付けようとぐるぐると思考が回転する。
あー、スターバックスの紙袋!
合点がいくと体の力が抜けて行く。開いた意識を閉じようとする中で思い出す。
私、スタバなんか行ってない。
朝まであとどれくらいだろう。
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