君臨する軟体3

「……………は?」


 思わず呆けた声が漏れ出てしまうほどに、その臭いはスピカの困惑を引き起こした。

 焼けた肉の香り。

 しかも、例えば、吐き気を催す嫌な臭いではない。適度な焼き加減で調整された、香ばしいものだ。更に焼いているのは恐らく可食の獣肉。食欲をそそる香りにより、本能を刺激されたスピカの口の中に涎が溜まっていく。

 どう考えても、誰かが森の中で肉を焼いているのは明白だった。

 肉を焼く事自体は、やろうと思えば誰でも出来るだろう。冒険家の基本的な装備の一つに携帯用着火薬(特殊な鉱石から作り出したもの。ザラザラとした摩擦の大きなものに擦り付けると容易に発火する)というものがあり、これを使えば何時でも何処でも焚き火を起こせるからだ。夜間に暖を取るため、野山で得た水を煮沸するためなど、冒険家にとって火は欠かせないもの。勿論食べ物に火を通す事も少なくない。

 だが、此処で肉を焼くのはあまりにも軽率過ぎる。


「(ちょっとちょっと、肉を焼くなんてどんなド素人な訳!? 獣が集まるじゃない!?)」


 森の生物は貪欲で、常に腹を空かせている。森の中は生物が豊富であるが、同種個体も豊富に生息しているため、結局餌は奪い合う状態になっているからだ。焼き肉の香りなんて漂わせれば、腹ペコの猛獣達は続々と集結するだろう。

 そして一部の生物の場合、火を恐れない。例えばカリュドーンは自身の毛皮が極めて燃え難い(生木のように水分を豊富に含んでいる事が理由)事を知っていて、おまけに足先は蹄になっていて熱が伝わり難い。燃え盛る焚き火を平気で踏み付け、目の前の人間と肉を丸ごと喰らってくるだろう。ナーガなどは熱いものに興奮する性質があり、木を一本燃やすほどの大火でもなければ意気揚々と襲ってくる始末。

 高々火を使ったぐらいで全ての獣を追い払えるなら、人間の版図は今頃世界の隅々まで行き渡っているという事だ。怯えて逃げる動物も少なくはないが、頼りになるとは言い難い。

 故に冒険家が火で調理を行う時は、細心の注意を払う。匂いが少ない携帯食料を用いる、或いは獣の嫌う臭いを出す山菜を使うなど……肉を美味しく調理し、食欲を唆る香りを撒き散らすなんて愚行以外の何物でもないのだ。

 こんな事をする輩はド素人、いや、それ以前の問題である。それに、今は時期が悪い。『アレ』がまだ活動しているらしいからだ。もしも『アレ』が肉の匂いを嗅ぎ付けたなら……忠告しなければ、そいつは間もなく無惨な亡骸と化すだろう。

 さて、そうなると問題は、という点だ。


「(臭いの方角は、私の目的地への進路から外れてる)」


 目的地に向かう道中で出会うなら、スピカはそのド素人未満の輩に忠告しただろう。目の前で命に関わる事をやっている馬鹿を無視するほど、意地の悪い性格はしていない。

 だが、わざわざ忠告をしに行くのはまた別の話だ。

 そもそも道中にいたとして、そこを理由もなく通る時点で冒険家としてはお人好しの類である。肉の香りが獣を集めるのだから、その場所に近付く事自体が危険な行いだ。ただでさえ死の危険がある自然界で、より危険な行いをしては到底生き残れない。迂回してでも避けるのが正しい。

 それに、これが『罠』という可能性がある。

 護衛として冒険家を雇い、隣町などに向かう商人や市民。しかし彼等の身は絶対に安全とは言えない。時として猛獣の攻撃を受け、冒険家と逸れてしまう人々も少なくない。知識のない、だけど外の怖さを知る人々はさぞや不安になるだろう。そんな時、煙の臭いを嗅げばついつい駆け寄ってしまう筈だ。人がそこにいるのは間違いないのだから。

 つまり焚き火一つで、か弱くて無知な人間が集まる可能性が高い。野盗のような粗暴人にとって格好の獲物だ。男なら身包み剥いで捨てて、若い女なら人攫いに売る。これでがっぽりと遊ぶ金が稼げる。

 スピカはか弱い女ではない。背中には武器である弓矢があり、これを使えば自分より大柄な男でも殺せる。しかし相手の人数が多ければ、そう簡単には全滅させられない。ましてや相手が丈夫な鎧や兜を着込んでいたら、ちょっとばかり相手が悪い。

 自分が生き残る事を考えれば、無視するのが一番の得策だ。

 そう、得策である。それは間違いない。

 間違いないのだが……だからといってその通りに出来るかどうかは別問題。野生の獣達と違い、人間というのは感情でも生きている存在だ。

 そしてスピカは、こういう時に平然と無視出来る性格ではなかった。


「(落ち着け、私。冷静に、冷徹に。そうでないとこの世界じゃ生き残れない)」


 胸に渦巻く感情を抑え込もうと、胸に手を当てる。

 冒険家にとって大事なのは、まずは自分が生き延びる事。危険には可能な限り近寄らない。それが自分の命を守るし、また依頼達成という『社会的意義』にも繋がる。

 自分もそうあるべきだと、スピカは思っている。

 だが、それでも、胸のくすぶりは消えてくれない。むしろ抑え込もうとするほどに、どんどんどんどん強くなる。

 自分の悪癖に、ついにスピカは舌打ち一つ。


「……………ああもうっ! これで死んだら末代まで呪ってやる!」


 悪態を勢い良く吐き、スピカは走り出す。それは肉の匂いがする方角だった。

 勿論向かうにしても、警戒を怠る訳にはいかない。人助けに向かうからといって、大自然の愉快な動物達は見逃してくれないのだから。それでも普段よりは幾分早歩きでスピカは進んでいく。

 やがてパチパチと、火花の弾ける音が聞こえてきた。

 間違いなく誰かが焚き火をしている。そして肉の香りも強くなった。というより匂いが強過ぎる。これではまるで、帝都の街道で見られる露店のようではないか。一体どれだけの量の肉を焼いているというのか。

 やはり罠だろうか? 冷静さが戻ってきたスピカは、焚き火の煙が見えたところで一旦木陰に身を隠す事にした。此処まで近付いてから走って逃げるのは、却って相手に自分の存在を知らせるようなもの。それに人数などの情報を知らないままというのは、囲まれる可能性などを考えると得策とは言い難い。

 情報を一方的に握る事で、相手よりも優位に立つ。争い事の基本だ。


「誰だっ」


 だからこそ、こっそりしていたのに即座に見破られたという展開は、スピカの動揺を誘う。

 いや、単に作戦が失敗しただけなら心臓が波打つほどの動揺はなかっただろう。スピカが動揺した一番の理由は、隠れていたにも拘らず気付かれた事だ。


「(ちょっとちょっと。私の存在に気付くとか、これかなりヤバくない?)」


 足音を消し、息を潜め、身動ぎはしない。野生動物に気付かれないよう、気配を消す術は冒険家の基本的な技術だ。スピカにとっては、比較的得意な事でもある。

 完璧に消せるとは言わないが、普通ならばそう簡単に気付くものではない。それをこうも容易く見破られるとは、少しばかり相手を見くびっていたかも知れない。

 そして気付かれた以上、ここで脱兎の如く逃げ出すのも得策ではないだろう。逃げようにも『何』から逃げれば良いのか、スピカは未だ分かっていないのだ。がむしゃらに逃げたところで、逃げ切れたかどうかも判断出来ない。

 幸いにして、声の様子から相手は『女』のようだ。女だから人攫いでないとは限らないが、男よりは可能性が低い。

 意を決してスピカは木陰から身を出し、相手の姿を見る。

 そこにあったのはパチパチと燃え盛る焚き火と、その火で焼かれている焚き火をぐるりと囲うほど大量に置かれた肉。

 そして焼けた肉を食べる、一人の少女だった。


「お、んなの、こ?」


 野党以外の可能性は、考えてはいた。しかし少女が一人で焚き火をしているのは、スピカにとって全くの想定外。無意識にその姿を凝視してしまう。

 少女の背丈は百四十セメトあるかないか。顔立ちはあどけなく、くりっとした茶色の瞳が大変可愛らしい。肌は褐色をしていたが、日焼けした色合いとは少々雰囲気が異なる。生まれついての色黒な肌と思われる。

 身体付きは極めて細い。しかし『痩せた』身体ではない。逆に鍛え上げられた、それでいて猫のようなしなやかさを兼ね備えた肉体である。胸が平坦なのは少女だからか、はたまた栄養が全て筋肉に取られているのか。また短く切り揃えられた髪は艶のない、油分の足りない黒さをしている。

 しかしそうした特徴的な容姿より目を引くのが、彼女の服装だ。

 簡易な布を胸と股に巻いただけという簡易さ。風が吹けば簡単に中身が見えてしまいそうだ。手足どころか肌も大部分が露出していて、足には靴すら炊いていない。胡座を掻いているため見えた足裏は、遠目で見ただけで分かるぐらい皮膚が分厚い。どうやら森で靴を失った訳ではなく、かなり長い間裸足で過ごしていたらしい。そして見る限り、武器は短剣一つ持っていなかった。


「(まさかこの子、こんな格好で旅をしていたの? それも長い間?)」


 あり得ない、とスピカは思う。

 自然界を『冒険』するのに適した格好とはどんなものか?

 頑丈な金属製の鎧と、その鎧すらも両断出来そうな大剣……冒険家を志したばかりの若者はよくこうした装備を行う。国の兵士、その兵士の中でも優秀な者達である騎士の格好がこのようなものなので、安易にそれが一番良い装備と思うのだろう。しかしこれは誤った選択だ。

 まず冒険というのは何日も行うのが普通である。そのため体力の消耗は少なくしなければならず、また食べ物などの荷物は多く持たねばならない。しかし鎧や大剣など重たいものを持てばその分体力を消耗し、他の荷物は少なくならざるを得ない。これでは旅の半ばで飢え死にするのがオチである。

 また重たい金属製鎧は素早く脱げず、上から叩いても中のものを潰せない。野外を歩けば小さな虫が服の隙間から入り込むなんてのは珍しくなく、それが毒虫なら一刻も早く退治・治療する必要がある。脱げない・凹まない鎧では処置が手遅れになるかも知れない。

 そして重たい装備では動きが鈍くなり、敵に対して逆効果である事。自然界では人間より格上の生物など、いくらでもいるのだ。その格上相手には逃げるのが最善手。重たい装備は足枷にしかならない。

 こうした諸々の理由から、冒険家は比較的軽装を好む。スピカが全身を革製の服で包んでいるのもそれが理由だ……とはいえ何事にも限度がある。最低限の防御力がないと、それこそ小さな蛇や虫、更には草すらも脅威だ。なので一般的には軽くて丈夫な革製の鎧や服を着る。目の前の少女のような、裸一歩手前の服装なんてあり得ない。


「……おー、ヒトだ。久しぶりだなー」


 スピカが呆けていると、少女は暢気な声で話し掛けてきた。ただし言葉遣いがやや辿々しい。

 帝国の言葉に慣れていないらしい。

 得られた様々な情報から、スピカは一つの結論に達する。


「(この子、もしかして亜人?)」


 亜人。

 それは帝国や王国の住人である人間とは、の呼び名だ。エルフやドワーフなどの何種類か存在している。大まかな見た目は人間と大差ないが、肌の色などには様々な特徴を持つ。

 そして目の前の少女の特長である、褐色の肌と小柄で細身な身体を持つ亜人は、スピカが知る限りではただ一つ。


「あなた、もしかしてゴブリン?」


 その名前を伝えたところ、少女はしばしキョトンとした顔を浮かべる。されどすぐに屈託のない笑みを浮かべると、こくこくと頷いた。それからすっと立ち上がり、力強く胸を張りながら名乗りを上げる。


「うむ! 我等の誇り高き名は、コバロス族! しかしお前達人間は、ゴブリンと言う! 遥か昔に訪れた旅人から聞いた!」


「あ、そうなんだ。ならコバロスって呼んだ方が良いのかな?」


「問題ないぞ! 我々の心は空よりも広いからな! 好きに呼ぶが良い! それと私は、ウラヌスだ!」


 ゴブリン少女ことウラヌスは堂々自らの名を明かす。

 予想が当たった形であるが、スピカは少なからず少女の言葉に『疑念』を抱く。

 亜人達の殆どは、未だ人間の版図の外に広がる未開の地に暮らしている。一部の勇猛果敢(何より優秀)な冒険家により存在こそ確認されているが、交流がある訳ではない。単純な知名度で言えば、亜人の存在を知っている人間は稀だ。

 スピカも冒険家となる際、勉強として読んでいた本に記載されていたから知っていただけ。特異な見た目を利用して亜人を騙られたら、スピカとしては判断が付かない。

 とはいえ、では彼女がゴブリンではないとして……そう騙る事に利点があるだろうか?

 スピカには思い付かない。精々「恵まれない私に金をくれ」とせびる時に使えるかどうか、だろうか。それにしたって成果は期待出来ない。亜人というに同情する人間は、ごく少数なのだから。

 そして語る言葉の節々、というより全体から伝わる実直さ。極めて真っ直ぐな性格が、言葉遣いだけで分かる。

 この少女は間違いなくゴブリンだ。一呼吸置いてから、スピカは少女の言い分を信じる事にした。

 ――――等と一通り話したところで、スピカはようやく本題を思い出す。


「あ、そ、そうだ。えっと、ウラヌス? あなたに一つ言いたい事があるのだけど」


「うむ、なんだ?」


「そこの焚き火なんだけど」


「おっ。お前も肉が食いたいか? いいぞ、肉はいくらでもあるからな!」


 本題こと焚き火の危険性について話そうとするスピカだったが、ウラヌスは最後まで話を聞かず、思い込みでスピカの忠告を遮る。

 ほっとけないと思って来てしまったスピカだったが、割と本気で「流石にコイツはほっといて良いかなー……」と思い出す。

 人の話を聞かない性格は、冒険家に向いていない。得られた情報や知識を正しく認識出来ないからだ。ここでスピカが頑張って忠告を聞かせたところで、この後に同じ間違いをするなら意味がない……失敗が死を意味する冒険家であれば尚更に。

 いや、そもそも亜人なら冒険家ですらないのではないか。ゴブリンの冒険家なんて聞いた事もない。恐らく何かしらの理由で旅をしているのだろう。こうなると最早同業者のよしみすらなくなり、スピカはすっかり呆れ果てていた。

 ――――呆れた心は隙間の空いた鎧のようなもの。容易に周りの動きに引っ張られる。

 スピカはウラヌスの言動に呆れていた。故に話の中でウラヌスが指差した方に、無意識に目を向けてしまう。

 そして驚愕する。

 ウラヌスが示した方角には、巨大な獣の亡骸があったのだから。


「……!?」


 スピカは大きく目を見開く。パクパクと口を開閉し、けれども言葉が出てこない。

 倒れている獣の体長は少女ウラヌスの倍近い、二・九メトルほどか。全身は鱗で覆われていて、頭部は獰猛なトカゲを彷彿とさせる見た目をしている。足と腕を持つが、どちらにも鋭い爪があった。人の頸動脈ぐらいであれば、一掻きで届きそうな大きさだ。身体は細長く、手足はあるものの、遠目から見ればヘビのような印象を受けるかも知れない。

 これだけなら珍妙な大トカゲと言いたいが、しかし『彼等』の特徴が背中にある。

 翼だ。長さ一メトル以上の巨大な翼が背中から生えている。翼は鳥のような羽毛に覆われており、更に三対六枚も生えていた。大きさからして、飛ぶのに使っていたのは間違いない。

 翼を生やした大トカゲ。その種族を示す名は、ただ一つ。


「ドラゴン……!?」


「え? おおっ。これがドラゴンなのか! 私は目標を一つ果たしていたのだな!」


 思わずスピカがその名を呟けば、ウラヌスも一緒に(そして喜々としながら)声を上げた。どうやら彼女は、これがドラゴンという認識がなかったらしい。

 されど無理もないかも知れないと、スピカは思う。

 ドラゴン。それはこの世界で最も繁栄した種族だ。

 個体数も種類も極めて多様。一つの環境に複数種存在している事も珍しくなく、例えば帝都の周りにあるこの森には六種のドラゴンが生息していると聞く。うち四種は人間よりも小さく、怪我でもしてない限りは無害だが……二種は極めて危険だ。普通の冒険家ならまず全力で逃げる事を選択し、伝説的な強さを持つ冒険家でも一旦逃げる事を選ぶ。ドラゴンとはそういう存在なのである。

 体長と見た目から判断するに、これはククルカンと呼ばれる種。人間にとって危険な二種のうちの一つだ。

 それが何故、こんな場所で死んでいるのか。


「ねぇ、この死体って……」


「うむ。私が討ち取った。中々の強敵だったぞ」


 スピカが尋ねると、ウラヌスは平然かつ堂々とそう答える。

 相変わらずウラヌスの言葉に嘘は感じられない。

 しかしスピカには信じられない。伝説的な強さを持つ冒険家……それこそ『勇者』に例えられるような……であっても、まずは有利な形勢を得るために逃げるような相手だ。生半可な冒険家では、数人掛かりでも返り討ちに遭うだろう。無論スピカとてまともに戦えば、一時間も経たずに夕飯にされてしまう。

 それをこのゴブリンは、自らが倒したとのたまう。常識的に考えれば嘘に決まっている。だが彼女の言葉に嘘は感じられない。

 論理的な考えと自分の印象が対立し、スピカは混乱してしまう。まさかこんな小さな子が途方もなく強いのか、いや、きっと毒餌を使ったりしたのだ。或いは怪我で弱りきっていた個体に止めを刺しただけ――――様々な合理的回答が脳裏を過る。

 あまりに衝撃的な事態に、スピカの意識は目の前の死骸に向いてしまった。周りの警戒が疎かになり、頭の中身が死骸で塗り潰されていく。

 危険は、生きているモノから加えられるというのに。


「っ!?」


「む?」


 それでもスピカは自分に向けられた『気配』を感じ取る。ウラヌスも何かを感じ取ったのか声を漏らす。

 二人は同時にその場を跳び退く。

 次の瞬間、ウラヌスが焚いていた火が爆ぜた。

 火を恐れず、それどころか火目掛けて、頭上から生物がいたのだから――――

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