第36話殺るしか…
「誰が教えるか」
「はぁ…サティヤこいつを座らせよう」
「分かったけど何するの?」
「そうだ何するんだ」
男は挑発する
「楽しみにしてて絶対に吐かすから」
悪い顔をして微笑む
「じゃ座らせるぞ」
「分かった」
2人は男を木にもたれさせた
「良いのか縛らなくて」
「良いんだ」
「そうみたい」
サティヤはよく分かっていない
「じゃお仕置きしようか」
バベルはウォーターボールを出現させた
「は!」
男は一瞬で何をさせられるか察した
「まじかよ…お前本当に子供か」
「当たり前だ」
「バベル私あっち行ってくる」
サティヤは何かを感じ取ったのか離れようとした
「そうだねその方が良いかも」
「終わったら教えて」
そう言って林の中に入って行った
「どこに行くか聴いてないけどまぁサナが分かるか」
<一様分かりますがちゃんと聴いていてください>
「はい」
「ほんとお前だれと喋ってるんだ?」
バベルが独り言をしてるように見える男はバベルの事を気味悪がった
「そんなことはどうでも良いのもう一回言うねお前は誰だ」
「俺はガラガ」
「おぉ言うんかい」
「流石にな目の前にそんなもん置かれたら」
ガラガはウォーターボールを見冷や汗をかいた
「そうか、ガラガか」
「で何を聴きたいんだ」
ガラガは手をあげ降参した
「まず聴きたいのは何で林の中に居たのかと林の中で何を見たかかな」
「大きな音がしたから林の中に入った、見たのはサティヤて娘が木を切ったところからだ」
ガラガは素直に話した
「見たんだな」
「あぁ」
少し間が空き
「ちょっと待ってて」
バベルは少し離れサナに話しかけた
「どおしよサナ」
<さぁーどうしましょうかマスター>
「なんか相手の記憶を消す魔法とかないの」
<あったとしても直ぐには取得できません>
「そうだよな」
バベルは腕を組考えた
「…やっぱり消すしか」
悪い方に行った
<はい>
バベルはガラガに近づく
「見たならしょうがない」
ウォーターボールをガラガの頭に近づける
「まてまっまて誰ひも言わなひから」
ガラガは焦り呂律が回ってない
「…証拠は」
ウォーターボールを止め話す
「え?」
「お前が話さないって言う証拠」
「えっと~」
ガラガは考える
「ないのか」
「いやある、でもここじゃ出来ない」
「どお言うことだ」
理由を聴く
「実は商売をしている者で商売柄契約書とかも書くんです」
「ほほぅ」
「でも今は持ってなくて…馬車に行けばあるんですが」
「終わりか」
「はい終わりです」
「そうか、さようなら」
バベルはウォーターボールを動かす
「え!なんで契約書ですよ」
「しんようできん」
食い気味に言った
<マスターこの世界では契約したことを破ったら重い罰が与えられるんです>
「えっ!そうなの」
「ん?」
ガラガの頭上に?がでた
<契約書を書きましょう>
「ガラガ契約書は何処にあるんだ」
ウォーターボールを消した
「はぁあっちです」
指を指した
(危なかった。でもなんで意見が変わったんだ?)
バベルを見てそう思った
「いくぞ」
「いいんですか?」
「なにが」
「あの女の子です」
「サティヤの事か…契約書を書くのが先だ」
(お前の仲間が居るかもしれないところに連れていけるか)
「そうですか」
ガラガは目的地の方に歩きだした
「あとで怒られると思いますよ」
「余計なお世話だ」
2人は探り探り話しながら目的地まで歩いた
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