第30話名前決め

バベルは血食者を鑑定した




血食者


このスキルは切った者の血を吸いとり欠けた刃が治ったり切れ味が増すスキルです。EXスキルの特典は、一定以上の血を吸わせると形が変化する。(回数制限はありません)


変わる毎に必要とする血の量は増える




「なんだこのぶっ壊れスキルは」


<EXスキルは大体が壊れています。図鑑は含まれませんが>


「はぁー図鑑だって調べる時に便利だし」


バベルは強がったがサナの一言で再び崩れ落ちる


<図鑑の情報は全て覚えているので私に聴けば直ぐに答えれます>


「はっ?」


サナが何を言ってるのか分からなかった


「ちょっと待ってもう一回言って」


<分かりました、図鑑の情報は全て記憶しています>


バベルは崩れ落ちた


「なにそれお前チートじゃん」


<はい、私の力が恐ろしいです>


バベルを嘲笑うかのように言った


「じゃあじゃあ俺のEXスキルの図鑑は…」


<ゴミ当然ですね笑>


「マジかよ」


バベルは本気で落ち込み横になってくるまる




くるまってから5分後やっと喋った


「なんで今まで黙っていたんだ?」


<言い時を探していました>


「そうなんだ」


<遅くなってすみません>


「教えてくれたんだそれで十分だ」


<そうですか、それでこの包丁のことサティヤさんには教えるのですか>


「当たり前だ仲間だぞ」


<そうですね>


「この包丁で魔物切りたいな」


バベルは包丁見ながら言った


<昨日もその包丁で切ってたじゃないですか>


「それはそうだが、意識して切っていなかったからどれぐらい凄いのか改めてしりたいの」


<包丁も可哀想ですね変わったことを気付かれず。私が言わなかったら気付くのまだ先になってたかもですね>


「すみませんでした」


バベルは嫌々謝った


<そんな嫌々謝られるより名前をつけたほうが良いんじゃない?>


「そうだなこれからも使うし名前をつけるか」


バベルはどんな名前にしようか悩んだ


「ん~…決まった、この包丁は今日から雫と呼ぶことにする」


雫を空に掲げた


<理由はなんですか?>


「聴きたいかうん?」


顎を突きだして言う


<結構です>


バベルの態度がうざかったのか即答で拒否した


「うそうそ、えっと水溜まりに雫が落ちたあとの模様に似ていたからそうつけた」


<模様ですか。せっかくEXがあるんだからそれにちなんだものにしたらよかったのに>


「もう決めたから」


バベルは鑑定を雫に使った


「名前がちゃんと雫になってる」


<あぁ判定されましたか可哀想に>


「そんなに言うか?サナが付けるならなんて名前にするんだ?」


<血咲ちさきとかですかね?>


「まぁまぁだな」


<雫よりはましでしょ>


「いやいや血咲はないだろ」


手を振りながらいう


2人はこの後もどっちの名前の方が良いのか言い合った


「らちがあかないこの話は終わりだ終わり」


<そうですね>


2人は熱くなってた頭を冷ました




<言い忘れてましたもしかしたらこの雫水魔法との親和性が高いかもしれません>


「ん?どう言うことだ」


<魔剣にはそれぞれ模様があり魔法との親和性が分かります。雫は波紋でしたので水魔法との親和性が高いと分かります>


「へぇーそうなんだそれで親和性が高かったらどうなるの?」  


<剣に水魔法をエンチャントできるようになります>


「それってつまりどう言うこと?」


<はぁーマスタホントにバカですね。>


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