第25話休みの日

「ねぇバベル渡せた」


リボンが無のは見て分かったが念のために渡せたのかバベルの口から聞き出す


「うん渡せたよ」


質問に照れ臭そうに返答するバベルはそっぽを向く


「なに照れてるの」


「照れてない」


「本当~」


煽るように言いバベルの顔を覗きこんど


「ん!」


「ほら顔を真っ赤にしちゃって」


バベルはすぐさま顔を下げたがカレナの目には見えた顔を真っ赤にしているところを


「見ないでよ母さん」


バベルは誰からも見られないように手で顔をふさいぎ立ちすくむ


「分かったわ。でもねバベル今は恥ずかしいかもしれないけど踏ん張るのよ好きなら他の男に取られるんじゃないわよ」


バベルの背中を叩き男らしくなれと言いはなった


「は、はい」


「良い返事だ」


窓枠に肘をつけこちらを覗いている者がいた


「「ディム」父さん」


いつの間にか帰ってきていたディムに2人は驚いた


「2人して驚くなよこっちも驚くだろ」


窓からでわなくドアから入り椅子につく


「で、なに話してたっだ」


最後に渇を入れる所しか見て聞いていなかったディムはどんな話をしていたのか気になり聴く


「母さん言わないで」


「なにもないわよ」


バベルに言われ話さずご飯を作り始めた


「なぁなぁなに話してたんだよ」


カレナが話してくれないのを分かったのかバベルに問い詰めて聴く


「ふん父さんには、言わない」


「そんな」


テーブルに頭をのせる




この日のバベル家はバベルの話題で賑わったそのころサティヤの家では




「どうしたのこのリボン」


見慣れないリボンを着け帰ってきたサティヤを見驚く


「このリボンはねバベルがくれたの」


笑いながら言いリボンを触るそれを見た母はリボンが似合ってることを言う


「本当」


相当嬉しかったのか飛び跳ねて喜ぶ


「そうだ明日昼食食べていってもらおう」


「明日?また一緒に食べれるの?」


唐突に言われ困惑したが直ぐに賛成する


「そうだよでもバベルくんに知らせなくちゃ」


母はサティヤを見目で訴えかけ意図がわかったのか


「うん分かった」




翌日




「バベル話があるの」


サティヤが唐突に切り出す


「な、なに」


一歩引き心構えをする


「その今日の昼ごはんなんなんだけど私の家で食べていかない?」


上目遣いでバベルを見てお願いし目まで光だした


(上目遣いだと)


「ダメかな」


「うぅぅ母さんに話してくるね」


「うん。ここでまってる」




――――――10分後――――――




「ハァハァいいよだって」


ダッシュで往復してきたバベルは息を切らせとても辛そうに手を膝につく


「じゃあいこ」


そんなバベルを無視し腕をつかみ動こうとする


「えっまだ昼じゃないけど」


もう少し休みたいバベルはつかまれた腕をほどき話を長引かせようとするが


「たまには家で遊ぼうよ」


(俺が女の子の部屋に)


頭が真っ白になりそれ処ではなくなった


「いこ」


サティヤは疲れきったバベルの腕を再度つかみ走りだした


「ちょまって」


「待たないよ~」


サティヤはとても楽しそうに笑い家まで帰る




「ただいま」


「失礼します」


2人はサティヤの家に入り母がいないことに気づく


「あれ?母さん」


声を出し母を呼ぶが返事は返ってこず家に居ないことが分かった


「いないね」


「買い物かな?とりあえず私の部屋に入ろ」


少し考えたがどうでも良くなったのか自分の部屋に入ろうとする


「う、うん…いいの俺が入っても」


子供だが女性だ部屋に入っても良いのかもう一度聴く


「バベルはいいよ特別だから」


「えっ!そう…」


バベルは顔が赤くなったのに気づき下を向いた


「バベル入ろ」


「ひゃい」


緊張しているところに背中を押されて声が裏返りドアが開かれる

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